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バルセロナ退団のミンゲサ、戦力外を通告したシャビの心を震わせる「期待されたレベルではなくてごめん」

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セルタに加入するDFオスカル・ミンゲサ

 今夏の移籍市場でバルセロナを退団し、セルタに加入することになったDFオスカル・ミンゲサ。スペイン『ムンド・デポルティボ』によれば、同選手はシャビ・エルナンデス監督に戦力外を告げられた際、指揮官の心を震わせる感動的な言葉を口にしていた。

 セルタは30日にミンゲサの獲得に関して、バルセロナと基本合意に至ったことを発表。移籍金は300万ユーロとされている。

 ミンゲサは昨季終了のタイミングで、シャビ監督から直接的に戦力外通告を受けた一人だった。『ムンド・デポルティボ』によれば、その旨を知らされたミンゲサの反応は、シャビ監督及びその場に居合わせたコーチングスタッフにとっては意外な、胸を打つものだったようだ。

 曰く、シャビ監督から来季構想外と知らされたミンゲサは、出場機会の不足などを嘆くことなく、「監督ごめん。期待されたレベルになくて」と口にしたという。そして「プレーを教えてくれてありがとう」と、シャビ監督に対して指導への感謝まで告げたとのことだ。

 2020-21シーズンにバルセロナのトップチームデビューを果たしたミンゲサは、たとえ出場機会に恵まれなくてもネガティブな態度を取らず前向きに練習に取り組み、模範的なプロフェッショナルとしての姿勢を貫き続けたとされる。シャビ監督らに対する言葉にも、そうした清々しくも誠実な姿勢が反映されていたようだ。

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