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レアル・マドリー、今夏のストライカー獲得は考えず…ベルナーやRDT獲得報道には辟易している様子

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得点源はFWカリム・ベンゼマに託される

 レアル・マドリーは今夏のストライカー獲得報道に対して辟易している様子という。スペイン『マルカ』が報じた。

 FWルカ・ヨビッチがフィオレンティーナ、FWボルハ・マジョラルがヘタフェに移籍し、さらにFWマリアーノ・ディアスの放出も目指しているとされるレアル・マドリー。FWカリム・ベンゼマのバックアッパー不在を一部ファンから指摘されている状況だが、『マルカ』曰くクラブ側の心配はまったくの「ゼロ」とのことだ。それだけでなくチェルシーFWティモ・ベルナーやエスパニョールFWラウール・デ・トーマス(RDT)など、ほぼ毎日のように他クラブのストライカーの移籍先候補に挙げられていることに嫌気すら感じているとされる。

 レアル・マドリーは興味を持っていない選手と関連付ける報道があること、その報道でファンが「虚偽の期待」を抱いていることに不快感を覚え始めている様子。『マルカ』は、そうした報道が行われる仕組みを解説する。まずクラブや代理人などが売り込みたい選手をいくつもの手段を通じて複数クラブに逆オファーし、その後にレアル・マドリーが興味を持っていることをちらつかせる。これで本当に獲得を望んでいるクラブを焦らせて、選手の市場価値の引き上げを目指すとのことだ。たとえば昨夏であれば、DFセルヒオ・ラモスとDFラファエル・バランが退団したことによって、実際にはまったく興味のなかったDFジュール・クンデの獲得報道が繰り返されることになったという。

 そして今夏、選手放出もあってFW獲得の必要性が騒がれるマドリーだが、クラブ側は市場が閉まるまでに興味深い選手が現れる可能性を完全には否定しないながらも、緊急で誰かを引き入れる考えは一切ないとのこと。控えFWが不足しているという指摘について、昨季マリアーノの先発数は5試合でヨビッチが2試合、そしてマジョルカがローマ&ヘタフェにレンタル移籍していたために昨季と今季の状況はそこまで変わらない、というのがその言い分のようだ。加えて今季はMFエデン・アザールの偽9番として起用するプランも存在している。

 現在はベルナーやRDT、少し前にはバイエルンFWレロイ・サネ、同FWセルジュ・ニャブリへの興味が報じられたマドリーは、DFアントニオ・リュディガー、MFオーレリアン・チュアメニの獲得で今夏の補強を終えたことを強調している模様。今後FWを獲得するとしてもカタールワールドカップ後の冬の市場まで待つ考えとのことだ。またMFマルコ・アセンシオやMFダニ・セバジョス、そのほかDFの選手が退団する際には後釜を獲得する可能性もありそうだが、その場合も長くプレーできると確信できる選手以外引き入れる考えはないという。

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