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「成す術がなかった」完敗認めるフランクフルト主将、レバンドフスキが去ったバイエルンの脅威を指摘

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MFセバスティアン・ローデ

 フランクフルトは現地時間5日のブンデスリーガ開幕戦でバイエルンに1-6で大敗。主将のセバスティアン・ローデは試合後、「完全なる崩壊」と語り、肩を落とした。

 昨季UEFAヨーロッパリーグを制覇し、クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ出場を決めたフランクフルト。移籍市場でも元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ、人気株のフランス人FWランダル・コロ・ムアニを獲得するなどで、現地でも楽観的なムードが広がっていた。しかし、DFBポカール1回戦で2部マクデブルクに4-0で勝ったチームは、バイエルン戦では現実に引き戻されることになった。

 ドイツ王者との一戦では5分にヨシュア・キミッヒに直接FKを決められると、11分にはベンジャマン・パバール、29分にはサディオ・マネ、35分にはジャマル・ムシアラ、43分にはセルジュ・ニャブリもゴール。前半のうちに5点ビハインドを追う絶望的な状況となったフランクフルトは64分にコロ・ムアニがマヌエル・ノイアーのミスから1点返すも、終盤にはムシアラが再び決め、5点差の黒星スタートとなった。

 この試合にはマクデブルク相手に2ゴールをマークした鎌田大地の代わりにスタートしたローデだが、ほかの2選手とともに前半のみで交代に。試合後、ドイツ『DAZN』で「僕たちが想像していたようにはならなかった」と認めると、「特に前半は完全なる崩壊となってしまった」と表現。続けて以前のバイエルンとの違いを指摘した。

「レビ(ロベルト・レバンドフスキ)が去ったことで、バランス感覚が多少変わっていた。(バイエルンの)攻撃の4人は極めて可変的で、常に高スピードをもってプレーしていた。セットプレーから2ゴールを決めてからは特にたくさんのスペースが与えられ、裏のスペースでも僕ら(ボランチ)の裏でも素晴らしいプレーをしている。そういったのは守り切れないよ。成す術がなかった」

 レバンドフスキがいなくなったバイエルンはムシアラこそドッペルパック達成も得点者は5人で、トーマス・ミュラーが3アシストを記録。ローデは、相手として一段と読み難くなったと感じているのかもしれない。

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