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ブンデス日本代表CB対決は劇的ドロー終幕…板倉ボルシアMGが90+3分失点、麻也シャルケが勝ち点1

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2-2のドローに終わった

[8.13 ブンデスリーガ第2節 シャルケ 2-2 ボルシアMG]

 ブンデスリーガは13日、第2節を各地で行い、DF吉田麻也所属のシャルケとDF板倉滉所属のボルシアMGとの日本人対決が実現した。両選手ともCBの一角で先発フル出場し、互いにカウンター対応などで見せ場をつくった中、試合は2-2のドロー。シャルケが後半アディショナルタイム、ボルシアMGのハンドにより獲得したPKで追いつき、劇的な形で1部復帰後初の勝ち点を獲得した。

 今季のブンデスリーガで初めて実現した日本人対決。昨季まで期限付き移籍でシャルケに所属していた板倉は開幕2試合目でさっそく古巣との対戦となり、フェルティンス・アレーナに凱旋した。

 序盤から両チームともにオープンな展開となり、シャルケはFWシモン・テロッデのポストプレ、ボルシアMGはFWマーカス・テュラムの裏抜けからチャンスを作り出す。それでもなかなか均衡が破られずに迎えた前半29分、シャルケはMFロドリゴ・サラサールがMFトビアス・モーアとのワンツーからバイタルエリアに抜け出すと、果敢なミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、先制に成功した。

 それでも後半23分、ボルシアMGも同点に追いついた。下がって受けたMFクリストフ・クラマーが前線にハイボールを送り、MFアラサヌ・プレアが頭で横にフリックすると、シャルケ守備陣が対応できず、M・テュラムのもとへ。M・テュラムは後ろを向きながらのプレーとなったため、後方に落とすかと思われたが、意表を突いたヒールパスを送り、これに反応したMFヨナス・ホフマンがドリブルから右足で決めた。

 なおも止まらないボルシアMGは後半33分、ホフマンの左CKにDFラミ・ベンセバイニがオーバーヘッド気味に反応し、ボールが高く浮き上がると、これをシャルケGKアレクサンダー・シュウォロウが痛恨のキャッチミス。落ちてきたボールをテュラムが振り向きざまのボレーで突き刺し、逆転に成功した。

 ところがそのまま終わるかと思われた後半45分、ボルシアMGを悲劇が襲った。プレアのファウルで与えた自陣左サイドからのFKを中央に蹴り込まれると、MFパトリック・ヘルマンがヘディングクリアを試みたが、頭に当たったボールが手に直撃。これがVARでハンドを取られ、シャルケにPKを与えた。

 シャルケは後半アディショナルタイム3分、このPKをFWマリウス・ビュルトラーが決め、2-2の同点。そのままタイムアップを迎えた。シャルケは土壇場で2連敗を回避し、ボルシアMGは開幕連勝を逃した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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