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アルゼンチン1部で珍事、監督がサポーターからの交代策を聞き入れる…流れ引き寄せて無事勝利

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サポーターの声を聞き入れたガブリエル・ミリート監督

 アルゼンチン1部リーグで珍事が起きた。15日、アルヘンティノス・ジュニアーズはウニオン・サンタフェに2-0で勝利。アルヘンティノスの指揮官ガブリエル・ミリート監督がサポーターの助言を聞く場面が話題になっている。英『SPORTBIBLE』が伝えた。

 バルセロナでのプレー経験もあり、兄ディエゴとともに元アルゼンチン代表でもプレーしたガブリエルは、現在アルヘンティノスで指揮を執る。その勝利に貪欲な姿勢が、試合中に明らかになった。なんと、スタンドにいたサポーターの助言を聞き入れたのだ。

 1-0で迎えた後半38分、スタンドのサポーターは中盤を厚くするべく「MFを投入しろ」と指示。ガブリエルは聞き入れ、右手の親指を掲げて感謝を示す。投入した選手はFW2枚だったが、1人を中盤に配置。さらにその4分後には先発選手が追加点を挙げる。結果的に2-0で勝利を得る形となった。

 試合後の記者会見で、指揮官は「われわれは民主主義国家。完全なる自由だ」とサポーターの声を受け入れたことを認めている。

「サポーターは私にMFを入れるように頼み、私はそれがマッチしていると答えた。誰かを指示されたわけではない。だから、全員がヒーローだし、このゲームの構築に参加していた。サポーターから名前や細かい指示はなかったからね」

 なお、交代を指示したサポーターをアシスタントコーチに昇格させる準備ができているかは、現時点で不明だという。

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