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久保建英の現状にスペイン紙「レアルへの適応が非常に速い」

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ソシエダMF久保建英

 ラ・リーガ開幕戦でさっそく初ゴールを記録したソシエダのMF久保建英のパフォーマンスには、クラブ関係者も感銘を受けているようだ。スペイン『アス』は「彼のレアルへの適応が非常に早いことを示すゴールで、実際、ズビエタ(練習場)では非常に驚かれている」と伝えている。

 久保はラ・リーガ開幕節のカディス戦に4-3-1-2の2トップで先発出場。序盤から狭いスペースで次々とボールに絡むと、前半24分、MFMFミケル・メリノの浮き球パスにゴール前で反応し、流れるような左足トラップからの右足ボレーシュートを突き刺した。久保にとっては昨年12月4日の昨季アトレティコ・マドリー戦以来、約8か月ぶりとなる公式戦でのゴール。またこれが決勝点となり、チームはシーズン開幕戦を白星で飾った。

 久保は試合後、クラブの公式Youtubeチャンネルを通じて「初戦からチームの力になれてとても嬉しいし、FWというポジションだったけど、自分に求められている役割は試合前に監督にしっかり言われていたので、それを全うできて良かった」と日本語で喜びを表現。「カディスの特徴も僕たちは試合前から把握していたし、特にセットプレーで苦しんだけど、苦しんだ上での勝ち点3なので非常に大きいものかなと思う」と苦しい時間帯の戦い方にも手応えを語っていた。

 また現地ではプレシーズンで決定機を外していた久保が、公式戦初戦のファーストチャンスで得点を奪ったことに着目。久保は現地でのフラッシュインタビューに対して「夏の間、ずっとフィニッシュに取り組んでいて、ここで結果が出たので今年はこれまでとは違うと思う」と話したといい、そうした適応力が前向きに受け止められているようだ。

 久保は15日に行われたトレーニングの際、トップチームデビューを果たしたユース出身のFWホン・カリカブルとともに花道(パシージョ)でチームメートに迎えられた様子。アス紙は「久保はユーモアを交えながらチームメートと良い時間を過ごしていたし、公開練習に訪れたレアルのファンが最も求められていた選手の一人だった」と状況を描写しつつ、「久保は紛れもなくレアルで好スタートを切った」と論じている。

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