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「まずまず(笑)。いや、嘘はダメ。エクセレントだ」板倉滉のプレーを“誉め過ぎたくない”ボルシアMG監督

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日本代表DF板倉滉

 ボルシアMG率いるダニエル・ファルケ監督は、ヘルタ・ベルリン戦後の記者会見で日本代表DF板倉滉のプレーを称賛した。

 現地時間19日のブンデスリーガ第3節で、ヘルタをホームに迎えたボルシアMG。34分にFWアラサヌ・プレアのPKにより先制し、後半にもハンドでPKを獲得したが、ヨナス・ホフマンは決め切れず。10人となったヘルタを相手に追加点は奪えなかったが、1-0での勝利を収めた。

 ファルケ監督は試合後、後半のPKを外したことを悔やむも「最終ラインが上手く守り切ることが大事だったが、良く頑張ってくれた」と満足の様子。「これ(PKの失敗)により当然すべてが複雑になったが、その状況を受け入れなければならなかった。みんな焦らず、集中力を維持できたことを嬉しく思う」とも語っている。

 そして、現地メディアの記者はこの試合にもセンターバックとしてフル出場した板倉に注目。会見では「彼は今日の試合がブンデスリーガ3試合目となり、またも優れたパフォーマンスを見せた。スタンドからは危険な場面でチームメイトを助け、すべてを見渡す“安定材”のように見え、ボディランゲージからも同僚たちからの信頼感が感じ取れる。それらについてどう考えるか?」との質問が飛んだ。

 これまで新加入の日本代表を語る際には、トップレベルでの経験がまだ浅いと指摘してきたファルケ監督。「今日はまずまずだった」と素っ気ないコメントで笑いを誘うと、微笑みながら次のように続けている。

「いや、嘘をついてはダメだ。コウはここ数試合はエクセレントだった。今日の試合でも傑出していた。簡単な1週間ではなかったのにね。ニコ・エルヴェディが今週最初の練習を2日間欠席したため、試合では通常ニコが務めるリーダーの役割を彼が担わなければいけなかったんだ」

「私も今日のコウは、ボディランゲージの面やたくさんのシチュエーションでのオン・ザ・ボールでのプレー面において本当にエクセレントだったと考える。だからこそ彼を獲得したのだからね。我々は彼の力を確信しているよ」

 一方、今回も慎重な一面を見せるファルケ監督。「ただもう一度言うが、ブンデスリーガでは3試合しかプレーしていない。先週にも同じようなことを言った。私は早い時期から持ち上げ過ぎるようなことはしたくない」と強調すると、「相手が終盤は10人となった今日のホームゲームとはまた違った試合もあるだろう。次のバイエルン・ミュンヘン戦も特に最終ラインにとって別レベルのチャレンジとなる」とも指摘。それでも最後は「ここまでコウには大満足している。この調子で続けてほしい」と再び微笑みを浮かべていた。
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