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シャビ、いまだ選手登録できないクンデについて…「不快感を覚えるよ。私たちは彼を出場させるために獲得したんだ」

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シャビ・エルナンデス監督

 バルセロナは21日のラ・リーガ第2節、敵地アノエタでのソシエダ戦を4-1で制した。シャビ・エルナンデス監督は試合後、アノエタでの今季初勝利に大きな満足感を表している。

 開始1分にFWロベルト・レバンドフスキが先制点を決めたバルセロナだが、その5分後にFWアレクサンデル・イサクの同点弾を許したバルセロナ。しかし後半、FWアンス・ファティの投入から流れを引き寄せると、この10番のアシストからFWウスマン・デンベレ、レバンドフスキが立て続けに得点して、最後にA・ファティ本人もネットを揺らしてダメ押した。

 チャビ監督は試合後、次のような感想を述べている。

「このスタジアムで勝つのはいつだって難しい。後半は良い形で入れたし、違いを生み出すことができた。私たちにとって重要な勝利だし、自分たちの行なっている仕事の後押しになる。これは執着して、信じ続けられるかどうかの問題で、それと同時にプレーを向上させていかなくてはならない。今日は全体的に、良い試合をしたと思えるよ」

 シャビ監督はMFセルヒオ・ブスケツの出場停止もあってか、普段の4-3-3ではなく3-4-3でプレーしている。

「相手の中盤はダイヤモンドで、私たちはDFが一人余っていた。だからボランチを複数にして、ラ・レアルからボールを奪おうと試みたんだ。どちらのシステムもしっかり機能するね」

「私たちは勇敢だった。ただ、まだプレーにおける意思疎通が取れていない。もっとボールを失わないようにしなくてはならないし、ゲームをしっかりと読む必要もある。しかし、ペドリを後方に下げて、ガビをライン間に位置させる形で良いプレーは見せられた。ラージョ戦で引き分けた後だから、簡単な試合ではなかったよ」

 またFWフェラン・トーレスが先発、FWアンス・ファティがベンチスタートだった理由を問われたチャビ監督は、次のように返答した。

「練習で手にする感触も考慮に入れている。フェランの練習の取り組み方は本当に凄まじかったし、そのために今日の試合に出場した。今、バルサでプレーするのは高価なことなんだよ。選手間で激しい競争が存在している」

 チャビ監督はまた、選手登録が完了せず起用できないDFジュール・クンデについても触れている。

「クンデを戦力に加えられないことには不快感を覚える。皆、腹が立っているよ。しかし悪く解釈しないでくれ。マテウ(・アレマニー、フットボールディレクター)とジョルディ(・クライフ、スポーツディレクター)は並外れた仕事をしている。不快なのは、私たちは彼をプレーさせるために獲得したからだ。一番不機嫌なのはマテウとジョルディにほかならない」

「まあ、今はこういう状況ということだ。来週に運があるか、見てみようじゃないか」

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