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アンチェロッティが自身の采配に言及「レアル・マドリーの監督は良い賭けをしたね」

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チームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督

 レアル・マドリーカルロ・アンチェロッティ監督が28日のラ・リーガ第3節エスパニョール戦(○3-1)の選手起用について語った。ドイツの通信社『ラプトリー』が伝えている。

 アンチェロッティ監督は同試合で開幕2戦連続スタメン中だったMFエドゥアルド・カマビンガに代え、MFトニ・クロースを先発起用。同じインサイドハーフのMFルカ・モドリッチやアンカーのMFオーレリアン・チュアメニらも含めてレアルは開始から主導権を握り、序盤にFWビニシウス・ジュニオールのゴールで先制した。

 しかし、前半のうちに1-1と追い付かれ、後半の立ち上がりもピンチが続く難しい展開に。それでもカマビンガやFWロドリゴ・ゴエスなど、交代カードを切りながらペースを取り戻すと、後半43分にロドリゴのクロスからFWカリム・ベンゼマの勝ち越しゴールが生まれた。さらに終了間際には途中出場MFダニ・セバージョスが相手GKの退場を誘発。そのFKからベンゼマが直接シュートを沈め、終わってみれば3-1の快勝となった。

「後半の立ち上がりはトランジションがうまくいかなかった。相手が守備的にうまくポジションを取り、私たちは問題を抱えた。だから私は試合の強度を変えることにした」

 苦戦した時間帯をこう振り返るアンチェロッティ監督は、途中投入したカマビンガらがチームにもたらした効果を説明している。

「試合が少し崩れているときに彼が入ると、彼のエネルギーが私たちを大いに助けてくれる。ロドリゴのエネルギー、バルベルデのエネルギー、ビニシウスのエネルギーと同じようにね。我々が試合に勝ったのは、最終的に我々の方が相手よりもフィールド上でエネルギーを発揮していたからだ」

 レアルはリーガ開幕前の10日に行われたUEFAスーパーカップ・フランクフルト戦(○2-0)以降、うまく選手を入れ替えながら公式戦4連勝を達成した。

 指揮官は「どの試合も異なるストーリーを持つ。もし(今節のエスパニョール戦で)ロドリゴとカマビンガを先発させていたら、最初の25分間はあれほどコントロールできなかったかもしれない。もしクロースとモドリッチが代わりに出場していたら、あのようなエネルギーはなかったかもしれない」と仮定し、「でも選択とは賭け事のようなものだ。勝つこともあれば、負けることもある。今日、レアル・マドリーの監督は良い賭けをしたね」と、冗談交じりに話した。

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