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セリエA、4季ぶりに日本人不在に…吉田麻也のサンプドリア退団後、新たな選手の加入なく

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日本代表主将のDF吉田麻也

 セリエAは現地時間1日に2022-23シーズン夏の移籍市場が幕を閉じたが、約3年ぶりに日本人不在の状況となっている。

 昨シーズン、セリエA唯一の日本人選手となっていた日本代表主将のDF吉田麻也が6月末に2年半を過ごしたサンプドリアを契約満了により退団。この結果、セリエAは約3年ぶりに日本人選手が不在の状況となったが、その後の夏の移籍市場においても新たな日本人選手のセリエA加入は実現しなかった。

 吉田を巡っては今夏、セリエA初昇格を果たしたシルビオ・ベルルスコーニ元ミラン会長率いるモンツァが熱視線を送っていたとされるが、獲得は失敗。日本代表主将は、DF板倉滉の後釜を求めていたシャルケへ加入した。

 また、リバプールに所属していたFW南野拓実を巡り、アタランタやラツィオからの関心が報じられたが、いずれも獲得は実現せず、日本代表FWは今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を確保しているモナコへと渡った。

 セリエAでは、1994-95シーズンにジェノアへ移籍したFW三浦知良を皮切りに、中田英寿氏や名波浩氏、DF長友佑都やMF本田圭佑、DF冨安健洋ら12人の日本人選手がプレーしてきた。2018年2月の長友のガラタサライ移籍により、約20年ぶりに日本人選手不在の状況となったが、翌年夏にシントトロイデンから冨安がボローニャへ加入。さらに2020年1月には吉田もサウサンプトンからサンプドリアへ加わった。

 しかし、冨安は昨夏にアーセナルへとステップアップ。吉田も今夏にジェノバを離れ、現時点で2022-23シーズンは2018-19シーズン以来4シーズンぶりに日本人選手不在の年となっている。

 果たしてセリエAは今シーズン、このまま日本人選手不在の1年となってしまうのか、それともフリーの選手の加入や、冬の移籍市場で新たな日本人選手が加わる可能性はあるのか、今後の動向は注目されるところだ。

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