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久保建英はトップ下で初先発も前半だけで途中交代…ソシエダ、降格圏ヘタフェ崩せず3試合ぶり敗戦

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MF久保建英は前半限りで途中交代

[9.11 ラ・リーガ第5節 ヘタフェ 2-1 ソシエダ]

 ラ・リーガは11日、第5節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダヘタフェに1-2で敗れた。久保は2020-21シーズン後半戦に期限付き移籍でプレーした古巣に対し、今季初めてトップ下のポジションで先発したが、前半限りで途中交代。チームも今季1分3敗の未勝利だった相手に3試合ぶりの黒星を喫した。

 試合は前半11分、ヘタフェが先に決定機を迎えた。DFダミアン・スアレスのスルーパスを受けたMFカルレス・アレニャが右サイドを突破すると、クロスボールに反応したFWボルハ・マジョラルがペナルティエリア内でDFジョン・パチェコのアプローチを受けて転倒。一度はプレーが流されたが、VARの介入によりPKが与えられた。ところがマジョラルのキックが枠内を襲ったが、これをGKアレックス・レミロがセーブ。守護神がソシエダを救った。

 なかなか決定的なチャンスを作れないソシエダは前半35分にアクシデント。FWウマル・サディクが相手にプレッシャーをかけた際、接触はなかったものの右ひざをひねって転倒。同38分、FWモハメド・アリ・チョーが投入された。同42分には右サイドを持ち上がったDFアレックス・ソラ がクロスボールを送ると、ペナルティエリア内に飛び込んだ久保がD・スアレスとの接触で転倒。だが、VARチェックを経ても、ファウルは取られなかった。

 後半45+2分、久保のチョーを狙ったスルーパスは相手にカットされたが、こぼれ球を拾ったFWアレクサンデル・セルロートが強烈な左足シュート。しかしこれは枠を外れ、先制点を奪うことはできない。すると同45+4分、ソシエダはMFベニャト・トゥリエンテスのハンドにより自陣ゴールから30m弱の位置でFKを献上。これをMFエネス・ウナルに決められ、先制を許した。

 そのまま迎えた後半開始時、久保はトゥリエンテスとともに途中交代。ベンチスタートとなっていたMFダビド・シルバ、MFブライス・メンデスが投入された。前半の久保は5バックで引いて守ってくる相手に対して積極的に仕掛け、前線からのプレッシングも献身的にこなしていたが、15日にはUEFAヨーロッパリーグのオモニア戦も控える中、わずか45分間のプレーにとどまった。

 後半3分、ソシエダは右サイドをE・ウナルに破られると、マイナス方向へのクロスに反応したC・アレニャに強烈な左足ダイレクトシュートを決められ、追加点を奪われる。同5分には左サイドに開いたチョーのクロスからB・メンデスがヘディングシュートを決め、1点差。だが、その後もヘタフェ守備陣を崩すことができず、そのままタイムアップを迎え、ヘタフェに今季初勝利を献上した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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