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レアル・マドリーがビニシウスに対する発言について声明「法的措置を取るよう法務部に指示しました」

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クラブがFWビニシウス・ジュニオールについて声明

 レアル・マドリーは16日、クラブ公式サイトでブラジル代表FWビニシウス・ジュニオールに関する声明を発表した。アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』など複数メディアが報じている。

 ビニシウスを巡っては15日、スペインのサッカー番組『エル・チリンギートTV』に出演したスペイン代理人協会のペドロ・ブラボ会長が、同選手のゴールセレブレーションのダンスを猿に例え、対戦相手をリスペクトしていないと批判。この発言が物議を醸していた。

 クラブは声明で「レアル・マドリーは、最近のビニシウス・ジュニオール選手に対する嘆かわしい残念な発言など、サッカー、スポーツ、人生全般におけるあらゆる種類の人種差別的、外国人排斥的な表現および行動を拒否します」と表明している。

 さらに「レアル・マドリーは、サッカーを喜び、敬意、スポーツマンシップに基づく生き方として捉えているビニシウス・ジュニオール選手に、全ての愛情とサポートを示すことを望んでいます。サッカーは世界で最もグローバルなスポーツであり、価値観や共存の模範であるべきです」とし、「クラブは選手に人種差別的な発言をする者に対して法的措置を取るよう法務部に指示しました」と伝えた。

 ブラボ会長の発言はファンだけでなく、ブラジルサッカー連盟(CBF)や同国のレジェンドであるペレ氏からも非難されている。また、代表でチームメイトのFWネイマール(パリSG)はインスタグラムで「ドリブルをして、踊って、君らしく。そのままで幸せだ。頑張れ。次のゴールでは僕たちが踊るから」と激励した。

 なお、ブラボ会長はツイッターで「ビニシウスのゴールセレブレーションのダンスを修飾するために私が誤用した『猿を演じる』という表現は、比喩的に行われたことを明確にしたいです」と説明し、「気分を害するつもりはなかったので、心からお詫び申し上げます。申し訳ありません」と謝罪している。

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