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マンチェスター・Uが10年間で最も「過剰な」移籍金を支払ったクラブに…33人に計2289億円を投じる

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FWクリスティアーノ・ロナウド

 マンチェスター・ユナイテッドは、「過剰に」移籍金を支払っているクラブであることが『CIES Football Observatory』のレポートで判明した。

 近年、移籍金の高騰が著しいフットボール界。2017年にバルセロナからパリSGに移籍したネイマールが記録した世界最高額2億2200万ユーロ(約319億円)をはじめ、天文学的な金額が移籍市場の度に支払われている。

 そんな中『CIES Football Observatory』ではこの度、移籍金に関するレポートを発表。2012年7月からの実際に支払われた移籍金と、獲得当時の選手の市場価値を基に、過剰な移籍金を支払ってきたクラブをランキング化した。

 その中で、トップに立ったのがマンチェスター・U。この10年間で当時の史上最高額を更新したポール・ポグバをはじめ33名の選手を獲得した同クラブは、15億9400万ユーロ(約2289億円)を選手獲得のために投じてきた。しかし、獲得選手の市場価値は13億5600万ユーロ(約1947億円)と、この調査の計算によると、2億3800万ユーロ(約342億円)も過剰に移籍金を支払ってきたことになる。

 これに続くのが、クリスティアーノ・ロナウド、ドゥシャン・ブラホビッチをはじめビッグディールを連発したユべントス。36選手獲得に掛けた支出は10億3100万ユーロ(約1480億円)に上り、市場価値は7億9700万ユーロ(約1144億円)と、2億3400万ユーロ(約336億円)もの過剰な支払いが判明した。

 3位には、2017年にネイマールやキリアン・ムバッペを獲得したPSG。10億1000万ユーロ(約1450億円)を31選手獲得のために支払ったが、獲得した選手の市場価値の合計は8億4800万ユーロ(約1218億円)ほどと、1億6200万ユーロ(約233億円)の差異が生じていた。

 一方で、アトレティコ・マドリーは、32選手に5億9300万ユーロ(約851億円)を支払うも、市場価値の合計は6億7500万ユーロ(約969億円)で、-8200万ユーロ(約118億円)と、欧州5大リーグのクラブの中で最も賢明な移籍金の支払いを行ったという結果に。また、バルセロナも支払金額14億6500万ユーロ(約2103億円)、市場価値15億1200万ユーロ(約2171億円)で、-4700万ユーロ(約67億円)を記録した。

『CIES Football Observatory』による過剰な移籍金の支払いクラブトップ10は以下の通り。

1位:マンチェスター・ユナイテッド(支払額15億9400万ユーロ/市場価値13億5600万ユーロ)
2位:ユべントス(支払額10億3100万ユーロ/市場価値7億9700万ユーロ)
3位:パリ・サンジェルマン(支払額10億1000万ユーロ/市場価値8億4800万ユーロ)
4位:アストン・ヴィラ(支払額5億7700万ユーロ/市場価値4億2800万ユーロ)
5位:レアル・マドリー(支払額8億3300万ユーロ/市場価値6億8500万ユーロ)
6位:チェルシー(支払額13億3400万ユーロ/市場価値11億9900万ユーロ)
7位:アーセナル(支払額9億8000万ユーロ/市場価値8億5100万ユーロ)
8位:レンヌ(支払額3億6900万ユーロ/市場価値2億5500万ユーロ)
9位:エバートン(支払額7億4700万ユーロ/市場価値6億5000万ユーロ)
10位:ドルトムント(支払額5億5000万ユーロ/市場価値4億7300万ユーロ)

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