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チェルシー、“過去50年で最大の移籍”を逃す…ザルツブルクSDが残留を表明

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 チェルシーの新オーナーであるトッド・ベーリー氏は、ターゲットとしていたザルツブルクのスポーツダイレクターであるクリストフ・フロイントを逃すことになった。英紙『ミラー』が伝えている。

 今年5月にチェルシーを買収し、新オーナーに就任したベーリー氏。ディレクターのマリーナ・グラノフスカイア氏が退任したことで、自身が暫定的にスポーツディレクターを務めていた。そして、新スポーツディレクターとして最重要ターゲットとしてたのがフロイント氏だった。

 FWアーリング・ハーランドやFWサディオ・マネ、MFナビ・ケイタにFW南野拓実らステップアップを果たした選手の獲得で、重要な役割を担ってきたフロイント氏は、移籍の第一人者とも呼ばれる。

 チェルシーが獲得に動いていることが報じられると、かつてザルツブルクを率いたアディ・ヒュッター氏(現ボルシアMG監督)がコメント。「彼(フロイント氏)の人への接し方は素晴らしいんだ。私にとって、過去50年で最大の移籍になるだろうね。センセーショナルなことだと思うし、もし、彼に機会があれば一歩を踏み出してほしい」と語ったように、フロイント氏の評価は高かった。

 しかし、ザルツブルクが声明を発表し、フロイント氏の残留が決定。クラブは「クリストフ・フロイントはザルツブルクのSDに留まり、チェルシーに移籍することはない。つい最近、2026年まで契約を延長したばかりだ」とコメントし、フロイント氏自身も「チェルシーのようなビッグクラブが関心を示してくれたことは、私やクラブにとっても名誉だったが、ザルツブルクが最高の場所である結論に至った」と語っている。

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