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ナポリ、マラドーナ氏のユニフォームを今後着用できず…法廷で遺族側が勝利

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 ナポリが故ディエゴ・マラドーナ氏の顔が描かれたユニフォームを着用できなくなることが決まった。

 アルゼンチン代表としてワールドカップ制覇に貢献し、ナポリでも2度のセリエA優勝を成し遂げたマラドーナ氏。以降、クラブがスクデット獲得から遠ざかることからフットボール史に名前を残す名手は、同クラブのレジェンドとして称えられてきた。

 そんなマラドーナ氏は、2020年11月に60歳で他界。これを受け、ナポリは本拠地の名称を同氏の名前が入るように改名したり、同氏の顔が描かれたユニフォームを着用するなどして、クラブのレジェンドへの敬意を表してきた。

 しかし、このユニフォームの製作に関しては、マラドーナ氏の遺族から承諾を得ていなかったことが判明。これを受け、肖像権などを巡って同氏の5人の子供と元マネージャーのステファノ・チェチ氏の間で法的な争いが起きていた。

 そして22日、ナポリの裁判所は、ナポリとチェチ氏の契約が遺族に損害を与えたとして、ユニフォームを含むいかなるイメージの使用も禁止される決定を下した。さらに、元マネージャーが受け取ることで合意していたユニフォームの売り上げの50%に当たる45万ユーロ(約6300万円)が差し押さえられることになった。

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