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リシャルリソン得点後、スタンドからバナナ…ブラジルサッカー連盟「このような態度は許されない」

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ブラジル代表FWリシャルリソン

 ブラジル代表FWリシャルリソンが、パリで開催されたチュニジアとの親善試合でバナナを投げつけられ、人種差別的な罵倒を受けた。英『スカイスポーツ』や『ザ・サン』が伝えている。

 “事件”が起きたのはチュニジア戦の前半19分だった。ゴールを奪ったリシャルリソンが、コーナーフラッグに向かって滑り込む。仲間も祝福に訪れて歓喜の輪が広がってくると、スタンドからバナナが投げ込まれた。その後、転がっているバナナを発見したMFフレッジがピッチ外へと蹴り出している。

 ブラジルサッカー連盟(CBF)はツイッターを更新。「ブラジルの2点目のゴールの後、リシャルリソンに向かってバナナが投げつけられた。CBFは差別に対する姿勢を強化し、サッカーにおける人種差別を激しく非難している。フィールドの内外を問わず、このような態度は許されない」とリシャルリソンへの人種差別を非難し、強い処罰を求める声明を発表した。

 また、CBFのエドナルド・ロドリゲス会長は「もう一度、拒否の意を表明するために公の場に出てきた。今回、私はこの目でそれを見た。これには打ち震えたよ。私たちは、肌の色、人種、宗教に関係なく、皆同じであることを常に念頭に置かなければならない。私は、より厳しい処罰が必要であると主張する」と語っている。

 なお、試合はラフィーニャの2得点、リシャルリソン、 ネイマール、ペドロのゴールでブラジルが5-1の勝利を収めている。

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