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モロッコがアディダス発表のアルジェリア代表TRシャツに法的警告「伝統的な文化遺産の盗用」

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アルジェリア代表

 モロッコ王国の文化青年通信省が「伝統的な文化遺産の盗用」とし、アルジェリア代表のトレーニングシャツのデザイン変更を求めている。イギリス『BBC』が30日に伝えた。

 今回、アルジェリアのシャツに採用された青、緑、黄色の幾何学的なデザイン。英メディアによると、ドイツ・アディダス社は、アルジェリアの「ミシュワール宮殿」からインスピレーションを得たとし、盗用を否定している。

 しかし、モロッコ側は同国のモザイク画によく見られる「ゼリージュ」と呼ばれる模様であると主張。同文化青年通信省の委託を受けた弁護士のムラド・エラジュティ氏が、アディダス側に法的警告を発し、2週間以内にデザインの削除をするように要求したという。

モロッコタイル・ゼリージュ

 北アフリカに位置し、約2000kmにわたって隣接する両国は、西サハラを巡り対立。昨年8月には、アルジェリア政府がモロッコ政府との国交断絶を発表していた。

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