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グリーズマン出場時間問題はW杯までに解決へ? バルセロナが買取OP減額受け入れで交渉中か

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出場時間が制限されているFWアントワーヌ・グリーズマン

 アトレティコ・マドリーFWアントワーヌ・グリーズマンの出場時間に関する問題は、解決に向かっているようだ。

 グリーズマンは現在、バルセロナからの2年間のレンタル移籍によってアトレティコでプレー中。今季がレンタル2年目だが、50%以上の試合で45分以上起用すれば4000万ユーロでの買い取りを義務付けられるアトレティコは、その義務を回避するため今季から出場機会を60分以降に制限している(マドリードダービーは例外でスタメンとして起用)。

 この起用法には大きな注目が集まっていたが、スペイン『as』は「すべての当事者にとって満足できる解決策に向かっている」と指摘。アトレティコ、バルセロナ、そしてグリーズマン側の要求について伝えている。

 同メディアによると、買取オプションの金額を抑えたいアトレティコ側は、バルセロナが復帰を望んでいないことを理解した上で現在の起用法に至った模様。バルセロナは当初アトレティコ側のやり方に激怒し、法的措置も検討したようだが、クラブ内部の状況を分析した結果「交渉でミスを犯したこと」を認めているという。そして買い取りオプションの減額交渉を受け入れ、2500万ユーロ(約35億円)程度で合意することを望んでいるようだ。現在も交渉は継続中だという。

 一方でグリーズマンは、アトレティコの立場をリスペクトして交代選手としての役割を受け入れているものの、カタール・ワールカップにベストコンディションで臨むためにもできるだけ早い解決を希望。またディエゴ・シメオネ監督もフルタイムで起用できる状況を望んでおり、クラブ側も両者を満足させるために動いているようだ。

 そして『as』は、「合意に達する期日は明らかではないが、グリーズマンの希望通りワールカップ開幕前に解決することを関係者全員が望んでいる」と伝えている。

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