beacon

長谷部&鎌田フル出場のフランクフルトが“無敗首位”ウニオンを撃破!! エースFWが不運な退場も10人で完封

このエントリーをはてなブックマークに追加

DF長谷部誠が安定感をもたらした

[10.1 ブンデスリーガ第8節 フランクフルト 2-0 ウニオン・ベルリン]

 ブンデスリーガは1日、第8節を各地で行い、DF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトがMF原口元気所属のウニオン・ベルリンを2-0で破った。鎌田と長谷部は先発フル出場。原口は出番がなかった。

 国際Aマッチウィーク明け最初のブンデスリーガ。日本代表でキリンチャレンジ杯アメリカ戦、エクアドル戦の2試合に出場した鎌田はボランチの一角で先発し、オフ期間を利用して代表チームに帯同していた長谷部もリベロで先発起用された。長谷部は今季のブンデスリーガ初先発。一方、アメリカ戦で終盤起用された原口はベンチスタートとなった。

 試合は首位のウニオン・ベルリンに対し、ホームのフランクフルトが優位に進めた。まずは前半12分、右サイドでボールを受けたFWランダル・コロ・ムアニが味方を使わず二人を抜き去ると、ゴール前に折り返しのボールを配給。ボックス内で相手マークを外したMFマリオ・ゲッツェが右足ワンタッチでゴールに流し込んだ。

 その後はウニオン・ベルリンがペースを握り、左右から厳しいクロスが何度も襲うが、長谷部が相手FWと積極的に競り合って楽な形でシュートを打たせない。すると前半42分、フランクフルトは高い位置でFWイェスパー・リンドストロームがボールを奪い、そのまま突破を開始。最後はカットインで相手をかわして柔らかいシュートでゴールに流し込み、2-0で前半を終えた。

 後半も鎌田が随所で巧みにボールを引き出し、落ち着いて試合を進めるフランクフルト。ところが後半23分、ゴール前のチャンスでボールに向かって足を出した際、コロ・ムアニがMFアンドラーシュ・シェーファーの足を踏んでしまい、不運な2枚目のイエローカードで退場処分を下された。

 アディショナルタイムを含めて約25分を残す中、厳しい数的不利となったフランクフルト。それでも5-3-1のシステムで出足良く相手選手を潰し、危険なシーンはあまり作らせない。長谷部や鎌田もところどころでボールを落ち着かせ、試合はそのままタイムアップ。フランクフルトが今季唯一の無敗だったウニオンに土をつけた。

●ブンデスリーガ2022-23特集
●海外組ガイド

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP