beacon

“不滅の存在”長谷部誠の過密日程での起用法…フランクフルト監督の考えるローテーションの組み方「休養を与えるためではなく…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

指揮官がDF長谷部誠らについて言及

 DF長谷部誠鎌田大地が所属するフランクフルトオリバー・グラスナー監督は6日にボーフム戦に向けた記者会見に出席。その中で、今後のローテーションやシステムなどについて説明した。

 先月半ばのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でのマルセイユ戦から3勝1分けと好調なフランクフルト。現地ではグラスナー監督がこの4試合では3バックフォーメーションを採用したことが、失点がわずか「1」とチームを安定させた主な要因として伝えられている。

 そんな中、現地メディアはやはり守備ラインの中央でプレーし中心的な役割を担う38歳・長谷部の疲労度に注目。8日に敵地で臨むブンデスリーガ第9節ボーフム戦に向けた会見でも、グラスナー監督は来月のカタール・ワールドカップまで続く過密日程の中でのベテランの起用について問われた。

 オーストリア人指揮官は「ローテーションを組んだ場合、ハセベの代役を務められるようなメンバーはいるのだろうか」と問われると、このように返答している。

「もちろん、以前もそこでプレーしたトゥタがいる。なので、いくつかのオプションがある。(クリスティアン)ヤキッチもそこでできるし、リエカではキャプテンを務め、若くてもたくさん指示を出す(フルヴォイェ)スモルチッチもそこでできる。マコトが休養を求めたとしても、ほかの選択肢が十分ある。ただ、いずれにしてもマコトは不滅な存在だからね(笑)」

「とにかく様子を見ていこう。私は年齢を基準にローテーションを組むようなことはしない。プレーヤーたちの状態を基準にする。それも休養を与えるためではなく、ほかの選手がチームのためにより良いパフォーマンスを出せると判断するからだ。それこそローテーションの理由であるべき。休養を与えるためではなく、とある選手が、この日この試合において、とある他の選手よりか重要になり、より上手くフィットすると判断するからそうするのだよ」

 また、会見の終盤にほかの記者が「もう一度ハセベについて聞きたい。もし彼が休養を必要とした場合、4バックに戻す可能性はあるのだろうか。それとも今のシステムで続けるのだろうか」と質問。同監督は「いや、シーズン前にも話した通り、もっとバリエーションのあることを望む。3バック、4バックのいずれのオプションを必要とする」と返すと、以下のように続けた。

「4-2-3-1フォーメーションで素晴らしい2試合をプレーしている。4-3でブレーメンに、4-0でライプツィヒに勝った試合だ。ブレーメンは3-5-2、ライプツィヒは3-4-1-2と相手はいずれも3バックだった。ボーフムも(レッチ新監督の下での)初戦では前半は3-5-2、後半から3-4-3でプレーしていた。トーマス・レッチはフィテッセではほぼ2年間3バックを使い、その前はほぼいつも4バックを使っていた。ボーフムはどちらとも可能性があるが、我々もどちらとも可能だ」

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2022-23特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP