beacon

久保建英が古巣相手にファウル次々誘発!! ソシエダ、ビジャレアルに完封勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF久保建英がDFラウール・アルビオルとマッチアップ

[10.9 ラ・リーガ第8節 ソシエダ 1-0 ビジャレアル]

 ラ・リーガは9日、第8節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダビジャレアルに1-0で勝利した。久保は2トップの一角で先発出場。フル出場したUEFAヨーロッパリーグのシェリフ戦(○2-0)から中2日での連戦となったが、古巣相手に87分間プレーした。

 立ち上がりからボールを握ったのはソシエダ。安定したパス回しで攻撃を前に進めると、ビジャレアルは自陣深くに人数をかけて撤退する形となり、時には6バックになって受け止めていた。それに攻めあぐねるソシエダは前半31分、MFダビド・シルバのパスを受けた久保が左足で狙ったが、分厚い相手DFに阻まれた。

 それでも前半33分、ソシエダはセットプレーから試合を動かした。左コーナーキックをMFブライス・メンデスが短く出すと、クロスのこぼれ球を拾ったMFミケル・メリノが意表を突いた浮き球スルーパスを配球。これに抜け出したB・メンデスがダイレクトシュートでGKの股を抜き、先制点を奪った。

 ハーフタイムが明けても主導権を握るソシエダは後半6分、左サイドを攻め上がった久保が対面の相手と駆け引きしながら高速クロスを供給。ニアサイドのD・シルバが頭で狙うもミートせず、ファーに流れたボールにはFWアレクサンデル・セルロートが反応し切れなかったが、今季再三の好プレーを見せている左でさっそく見せ場をつくった。

 その後もソシエダの優勢が続く中、久保は後半20分に敵陣中央でドリブル突破を仕掛け、DFラウール・アルビオルのイエローカードを誘発。ここで得たFKは久保が蹴ったが、壁に阻まれた。UEFAヨーロッパリーグとの過密日程もあり、ソシエダは次々に選手交代を実施。だが、D・シルバ、セルロートが退く中、久保はピッチに残った。

 後半の半ばごろからは徐々にビジャレアルが前に出るようになり、途中出場のFWホセ・ルイス・モラレス、FWニコラス・ジャクソンらがソシエダ守備陣に脅威を与える。だが、ソシエダはDFアリツ・エルストンド、途中出場で復帰戦のDFロビン・ル・ノルマンがチームを救う好守を見せ、試合はそのままタイムアップ。ホームで勝ち点3を奪い切った。

 久保はR・アルビオルのイエローカードを出させたほか、終盤のボールキープではMFダニエル・パレホのファウルを誘うなど、古巣選手とのマッチアップで存在感を発揮。終盤にはややボールロストが目立ったが、後半42分の交代まで上々のパフォーマンスを見せた。

●海外組ガイド
●ラ・リーガ2022-23特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP