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元レフェリーがアーセナル対リバプールの判定に見解…決勝点のPKなどをミスジャッジと断言

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 プレミアリーグの元レフェリーは、アーセナルリバプールで2つの判定ミスがあったと考えているようだ。

 9日に行われたアーセナルとリバプールの一戦。開始早々にDFガブリエル・マルティネッリのゴールでアーセナルが先制すると、34分にダルウィン・ヌニェスが同点にするが、前半アディショナルタイムにブカヨ・サカのゴールで勝ち越す。後半の早い段階にロベルト・フィルミーノのゴールでリバプールが追いつくも、76分にPKからサカが決勝ゴールを挙げてアーセナルが3-2で勝利した。

 しかし、この一戦では決勝点となったPKの判定を含む複数のジャッジに疑問の声が上がっている。これを受け、元レフェリーのダーモット・ギャラガー氏はイギリス『スカイスポーツ』で自身の見解を語った。

 まず、チアゴ・アルカンタラがガブリエル・ジェズスを倒してPKを与えた場面について、同氏はこれをマイケル・オリバー主審のミスジャッジと回答。「2つの問題があったと思う」と話し、自身の考えを続けた。

「まず、リーグは今シーズンから判定の基準を上げ、よりフィジカルコンタクトが認められるようになった。チアゴは間違いなくボールではなく、ジェズスに接触したが、ペナルティを与えるに十分な接触だったのか?私はそのようには思わない」

「次の問題はVARにレビューを委ねるタイミングだ。マイケル・オリバーがVARに対して、選手がボールではなく相手選手に接触したと言えば、実際に接触していたのだから彼が誤った判定を下したエビデンスはなく、VARが介入する必要はなくなる」

 さらに、ギャラガー氏は前半のディオゴ・ジョタのクロスがガブリエル・マガリャンイスの腕に当たったシーンについても言及。主審はハンドを取らず、VARもその判定を支持したため、リバプールにPKが与えられることはなかった。

「私が言えることは、レフェリーとVARがかなりの至近距離と感じていたということだ。今シーズンに私たちが見てきたものは腕が広がっていれば、今回の場合肩の高さにあったが、ペナルティになっていた。あの場面を見て、VARが使われているのを見て、判定が覆されると予想していた」

「彼らは近すぎると感じていたから、ペナルティは与えられなかった。私はVARが(オンフィールド)レビューを推奨すると期待していた。しかし、彼らはとても近すぎたと感じていたから、レビューを推奨しなかったと思う。VARがそのようにしなかった場合、レフェリーはスクリーンを見ることはできない」

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