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ソシエダが“クラブ史上初”公式戦8連勝で3位浮上!! 久保建英は古巣相手に決定機連発も決め切れず

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MF久保建英

[10.19 ラ・リーガ第10節 ソシエダ1-0マジョルカ]

 ラ・リーガは19日、第10節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダマジョルカに1-0で勝利した。ソシエダはクラブ史上初の公式戦8連勝を達成。今節引き分けたA・マドリーとベティスを上回って3位に浮上した。久保は2シーズン過ごした古巣との対決に2トップの一角で先発出場。味方のお膳立てから数多くの決定機があったが、相手GKに阻まれる形が続き、今季3ゴール目はお預けとなった。

 ラ・リーガでは5連勝、UEFAヨーロッパリーグ(EL)も含めれば史上最長タイ7連勝中と好調が続いているソシエダ。コンスタントに出場機会を得ている久保はこの日も先発出場し、2トップでFWアレクサンデル・セルロートとコンビを組んだ。試合はスタジアム内に急病人が出た影響でキックオフ時間が約10分遅れるアクシデントもあった。

 そんな試合はキックオフ早々に動いた。前半4分、久保のパスからMFブライス・メンデスがシュートを狙って左CKを獲得すると、B・メンデスのインスイングのキックにMFミケル・メリノが反応。ややマークが甘くなったマジョルカ守備陣に対してフリーとなり、強烈なヘディングシュートを突き刺した。

 ビハインドとなったマジョルカも前半13分、MFダニ・ロドリゲスの浮き球パスにFWアンヘル・ロドリゲスが抜け出し、ダイレクトボレーで狙うもクロスバーに直撃。ソシエダは同25分、M・メリノの縦パスをMFダビド・シルバがワンタッチでそらし、久保がゴール前に抜け出すも、決定的なシュートはGKプレドラグ・ライコビッチに阻まれた。

 そのまま1-0で後半に入り、最初の決定機はソシエダ。セルロートからの折り返しのパスを受けたMFアンデル・ゲバラのシュートは左ポストに阻まれる。するとここからマジョルカのカウンターがスタート。DFパブロ・マフェオのフィードに反応したMFアマト・アンディアエがハーフウェーライン付近でDFアリツ・エルストンドと入れ替わり、そのままゴール前まで突進し、強烈な左足シュートを突き刺した。

 ところが、ここでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。アマトがエルストンド}と入れ替わった際、アマトにファウルがあったとして、オン・フィールド・レビューの末にゴールを取り消された。

 命拾いしたソシエダは後半20分、D・シルバとA・ゲバラに代わってMFマルティン・スビメンディとFWカルロス・フェルナンデスを投入。久保はD・シルバの下がったトップ下の位置に入った。

 すると直後、久保に立て続けのビッグチャンスが訪れた。まずは後半22分、右に流れたセルロートからの横パスにゴール前で反応すると、強烈な左足シュート。だが、これはわずかに右上に外れる。さらに同23分、今度は中央突破したセルロートからのスルーパスを左に流れながら受け、冷静なファーストタッチから左足一閃。ところがこれはライコビッチの正面に飛び、ブロックに遭った。

 マジョルカは後半24分、D・ロドリゲスに代わって韓国代表MFイ・ガンインを投入。昨季、残留争いの中で好連携を見せていた久保との競演が実現した。もっとも、決定機をなかなか活かすことのできなかった久保は同30分、MFロベルト・ナバーロとの交代でピッチを後にした。その後はマジョルカが一方的に攻め立てたが、ソシエダはGKアレックス・レミロのスーパーセーブなどで無失点。クラブ史上初の公式戦8連勝を果たした。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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