17日、フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』が創設した世界年間最優秀選手賞『バロンドール』が発表され、今シーズンはレアル・マドリーのフランス代表FWカリム・ベンゼマが34歳で初受賞。ジネディーヌ・ジダン氏がメッセージを送った。スペイン『アス』が伝えている。

　フランス人選手では1998年のジダン氏以来5人目。セレモニーでベンゼマはジダン氏から授与された。ジダン氏はR・マドリーの指揮官時代にベンゼマを指導。34歳のストライカーがいずれバロンドールを受賞することを予想していたという。

「私が彼の監督だったとき、カリムにはいつかバロンドールを受賞すると言っていたんだ。しかし、彼はこの賞に執着していなかったがね。諦めなければ最後には受賞すると伝えていた」

「彼はこのバロンドールにふさわしい。とてもうれしいよ。私の受賞から24年、彼以上の後継者を夢見ることはできなかった」

　また、ジダン氏は過去のフランス人バロンドーラーであるストライカーとベンゼマを比較。その中でも“最高”であると断言した。

「フランスサッカー史で最高のストライカーは誰かだって? 誰にでも好きな選手はいる。ある人は並外れたスコアラーのジャン・ピエール・パパンと言うだろう。また、ある人はミシェル・プラティニと言うだろう」

「だが、私にとって最高はカリムだ。いずれにせよ、彼はトップに立つにふさわしい。レアル・マドリーでもフランス代表でも、彼が記録を更新し続け、長くピッチで輝き続けることを願っている。まだまだ輝くことができる」

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