beacon

僅か数分に終わった岩渕真奈の起用理由をアーセナル指揮官が説明…CLチューリヒ戦での起用を示唆

このエントリーをはてなブックマークに追加

FW岩渕真奈

 アーセナルウィメンのジョナス・アイドバル監督は、岩渕真奈について言及した。その様子を『Arseblog News』が伝えている。

 女子スーパーカップの強豪であるアーセナルで2シーズン目を迎えた岩渕。しかし、チームが6試合を戦う中、同選手はそのほとんどでベンチ入りするも、1分もピッチに立てない状況が続いた。これを受け、アイドバル監督は先日に『Arseblog News』に対して「フットボールはすぐに変化が訪れるもの。チャンスが来たとき、マナはそれを活かすはずだ」と強調していた。

 このインタビューの数日後に行われた2-0で勝利したリバプール戦の後半アディショナルタイムに岩渕はついに今シーズン初出場を飾ったが、直後に試合終了。現地メディアでは、同選手がピッチから去る際に涙を流していたと報じており、一部選手がこの起用法に不満をあらわにしたとも伝えられている。

 UEFA女子チャンピオンズリーグのチューリヒ戦を前日にしたプレスカンファレンスで岩渕の起用法について問われたアイドバル監督は「マネージメントによる判断だった。私はすべての試合に対して最大限のリスペクトを持っている」と話し、後半終了間際に投入した理由を続けた。

「アヤックスとの2戦目ですべての交代枠を使い、ベス・ミードが脳震盪を起こして、10選手で試合を終えなければならなかった。最後の交代枠を早くに使うことにリスクがあることを理解している。すべての経過を理解しているから、後になってもっと早くに交代枠を利用すべきだったと言うことは非常に簡単なことだ」

「しかし、15分前にすべての機会を使ってしまえば、突然にしてゴールキーパーの交代が必要になったりとか、そのようなことが起き、快適な状況からとても危険なものへと変わってしまうリスクがある。そのようなことが起きれば、私が責任を負う唯一の人間で、このことに対しての責任を取る必要がある。だから、試合の一瞬一瞬に最大限のリスペクトを払う必要がある」

 また、アイドバル監督は岩渕の起用法についても問われ、フレッシュな選手をチューリヒ戦に起用することを示唆した。

「昨シーズン、我々をマナを何度かワイドのポジションで起用したが、我々は彼女をより真逆のオプションとしても起用できる。選手がいないとき、スカッドをローテーションするオプションは限られるが、明日の試合を前にして私の目の前にいる選手たちを見たとき、自信を感じられる。明日の試合、我々はフレッシュなマインドやフレッシュな脚をピッチに送り出せる状況だ」
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP