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イタリアで通り魔事件に巻き込まれたDFパブロ・マリ「目の前で人が殺された。私は運があっただけだ」

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DFパブロ・マリ

 27日、イタリアのミラノ市内にあるショッピングモールで通り魔事件が発生。アーセナルからセリエAのモンツァに今夏期限付き移籍をしていたDFパブロ・マリが刺された。マリは命に別状はないものの、被害に遭った残る4名のうち1名の死亡が確認されている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、マリは意識があり、事件当時のことも語っているという。

 事件は27日、ミラノ市内のショッピングモールで発生。精神疾患がある46歳男性がナイフで近くの人々を無差別に切りつけた。5人が被害に遭い、その一人がマリ。また、レジ係をしていた30歳女性は死亡が確認された。マリは意識があり、命に別状はない。しかし背中に深い切り傷があり、唇も負傷しているという。

 アドリアーノ・ガッリアーニCEOやラッファエレ・パッラディーノ監督が病院に駆けつけ、状況を確認。ガッリアーニ氏はマリが語った内容をメディアに伝えている。

「彼は子どもをカートに乗せ、妻とともに歩いていたら、背中に痛みを感じたという。(193cmの)マリは背が高かったから助かったのかもしれない。彼は『私は運がよかっただけ。目の前で喉を刺され、殺されるところを見てしまった』と話している」

「彼は背中を刺され、口元にも切り傷がある。口元の傷はどういう経緯でついたか覚えていないそうだ。おそらく争ったときについたものかもしれない。唇は2針縫っており、背中の切り傷は幸いに筋肉までで、肺や重要な臓器には影響はない。月曜にはピッチに戻ると強がっているくらいだ」

「私は亡くなった女性のことを考えている。30歳女性でレジ係だったという」

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