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ブンデス直接対決で明暗分かれた堂安と麻也、それぞれの現状語る

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DF吉田麻也とMF堂安律が対決

 ブンデスリーガの日本人対決は、MF堂安律フライブルクがDF吉田麻也シャルケに2-0で勝利した。吉田はフル出場し、堂安は先発出場で後半31分までプレーした。

 30日の第12節で日本人対決が実現した。試合はフライブルクが前半終了間際にMFビンチェンツォ・グリフォのゴールで先制。後半16分にもPKでグリフォが追加点を奪う。フライブルクが2-1で試合を制した。

 今シーズンからフライブルクに加入した堂安は、ここまで全試合に出場する。チームも3位をキープしている。試合後には「きついですし、コンディションが整っていない中で完璧でないと思いながら試合をすることもあります。だけど、試合できることが幸せなので。昨シーズンのことを考えると幸せな悩み」と現状の充実をのぞかせた。

 ヨーロッパリーグでは27日のグループリーグ第5節・オリンピアコス戦に出場した。前半17分に先制を許したが、堂安の途中交代後となる後半アディショナルタイムに同点に追いつき、首位突破を決めた。この引き分けがチームに勢いをもたらしたと、堂安は見る。

「ヨーロッパリーグで負けなかったことが大きいと思います。ああやって点を取れるのがうちのチームの強み。あそこで取れてポジティブな雰囲気で今日臨めたのは大きかった。(今節は)前半アディショナルタイムに点を取ったのがすべて。それで少し落ち着いた。ガヤガヤせずポジティブに話し合いできていたので、それが今日の分かれ目だった」

 一方、最下位に沈むシャルケは27日にトーマス・レイス新監督が就任。今節が初陣だったが、泥沼の6連敗となった。吉田は「失点のタイミングが良くなかった」と振り返る。ボーフム前指揮官については、同クラブの浅野拓磨から情報を得ており、「練習のスケジュールとか試合へのアプローチ、前泊がなくなったりとか、わりと選手に寄り添ってくれる監督」と印象を語る。

「拓磨からそこら辺のオーガナイズは凄く良い監督だって聞いてた。ただ練習は割とやはりボリューミーですね。当たり前ですけど、やるべきことを確認しないといけないんで、今週はたくさんやりました。負けはしましたけど今までよりも『戦ったな』と。『戦っていた』という90分だったと思います」。降格圏から脱出するためにも、一歩ずつチームとともに進む構えだ。

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