beacon

復帰のハーランドが今季18点目! マンCはフルハムに土壇場勝ち越しで3連勝

このエントリーをはてなブックマークに追加

[11.5 PL第15節 マンチェスター・C 2-1 フルハム]

 プレミアリーグは5日、第15節を開催した。2位マンチェスター・シティはホームで7位フルハムと対戦。2-1で勝利し、勝ち点3を積み上げた。

 勝ち点2差で首位アーセナルの背中を追うマンチェスター・C。明日5日に同節を戦うアーセナルにプレッシャーをかけるべく、リーグ戦3連勝を狙った。対するフルハムは、ここ4戦無敗。2試合ぶりの勝利を目指し、敵地のエティハド・スタジアムに乗り込んだ。

 立ちあがりに試合の主導権を握ったのはホームのマンチェスター・Cだった。ボールをテンポ良く繋ぎ、両サイドから攻撃を構築。前半9分には、左サイドのMFイルカイ・ギュンドアンから中央で受けたMFケビン・デ・ブライネが強烈なミドルシュートを放ったが、ここはフルハムのGKベルント・レノが右に飛んで弾き出した。

 一方のフルハムは、縦に速く長いボールで攻撃を仕掛けるも、ゴール前まで到達できない。すると、マンチェスター・Cが先にスコアを動かした。前半17分、敵陣ハーフライン付近で相手のボールを奪ったマンチェスター・Cは、が溜めを作ると、そこからゆっくり前進。タイミングを見計るように動き出したFWフリアン・アルバレスにスルーパスが通ると、シュートはゴール真ん中のクロスバーを叩き、吸い込まれていった。

 前半24分に再びゴールネットを揺らしたマンチェスター・Cだが、こちらはオフサイドの判定。するとその直後、フルハムにチャンスが訪れる。ペナルティーエリア内に抜け出したMFハリー・ウィルソンがマンチェスター・CのDFジョアン・カンセロに倒されると、ファウルでの判定。主審はカンセロに退場処分を命じると、このシーンで獲得したPKをMFアンドレアス・ペレイラがゴール左に決めて試合を振り出しに戻した。

 1人少なくなったマンチェスター・Cだが、それを感じさせない試合運びでなおもフルハムゴール脅かす。先制点を奪ったアルバレスを狙いつつ、ボールを左右に揺さぶり、デ・ブライネやギュンドアン、FWジャック・グリーリッシュがチャンスメイクした。

 試合は前半を1-1で折り返すと、後半はマンチェスター・Cがボールを握りながらも、イーブンな展開。フルハムはカウンター攻撃から相手ゴールに迫った。後半17分には、右サイドを抜け出したウィルソンがペナルティーエリア内まで持ち込むも、シュートは左に逸れて逆転弾とはならない。

 攻撃が停滞してきたマンチェスター・Cは後半19分に2枚替え。ジョゼップ・グアルディオラ監督は、グリーリッシュとアルバレスを下げて、MFフィル・フォーデンとFWアーリング・ハーランドをピッチへ送り込んだ。

 すると、マンチェスター・Cは息を吹き返したかのように攻勢を強める。フォーデンが前線で動き回ってチャンスをうかがうと、ハーランドは先頭でターゲットに。ただ、フルハムもコンパクトに上手く守りながら、守備の時間をやり過ごす。

 後半29分には、今季リーグ戦17得点中の“怪物”ハーランドが頭でゴールネットを揺らすも、ビデオ・アシスタント・レフェリーの介入により、オフサイドの判定。負傷により公式戦3試合ぶりの出場となったハーランドだが、惜しくも、自身の復帰を祝うゴールとはならなかった。

 試合はその後もマンチェスター・Cが主導権を握り、勝ち越しゴールを狙うも、最後のところで精度に欠けてゴールが遠い。それでも、後半アディショナルタイム5分にデ・ブライネが得たPKをハーランドが沈めて勝ち越し弾。土壇場で2-1とし、3連勝を飾った。

●プレミアリーグ2022-23特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP