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現役ラストゲームのピケ、出場せずに一発レッド…シャビ監督「退場しなければ使っていただろう」

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オサスナ戦について語ったシャビ・エルナンデス監督

 バルセロナは8日、ラ・リーガ第14節でオサスナのホームに乗り込み、2-1で逆転勝利を収めた。シャビ・エルナンデス監督の試合後のコメントをアメリカ『ESPN』が伝えている。

 前節にレアル・マドリーから首位の座を奪ったバルセロナは前半6分に先制を許すと、同31分にFWロベルト・レバンドフスキが2度目の警告で退場を命じられた。

 さらに前半終了後には、ヘスス・ヒル・マンサーノ主審の判定に不満を示したDFジェラール・ピケにレッドカード。同メディアによると、マンサーノ主審を汚い言葉で罵倒したとみられる。ベンチスタートのピケは今節が現役ラストゲーム。出場せずに退場するという珍事とともに、スパイクを脱ぐことになった。

 10人のバルセロナは苦戦を強いられながらも、後半3分にMFペドリがネットを揺らして同点に追い付くと、同40分にはFWラフィーニャのヘディング弾で2-1と逆転。首位でW杯中断期間を迎えることが決まった。

 シャビ監督は試合後、ピケについて「彼はセンターバックの中で最初にベンチ入りし、(退場にならなかったら)出場していただろう」と、起用する準備があったと告白。主審の判定には「私が何を言おうが関係ない。重要なのは、今日は発言しないレフェリーの考えだ。重要なのは、レフェリーがどう思っているかだ」と話すにとどめた。

 バルセロナは劣勢の中で底力を示し、リーグ戦5連勝で首位キープに成功。「チームと、ドレッシングルームの中にいるファミリーを誇りに思う」と語った指揮官は「レフェリーの判定、失点、10人になってしまったこと、全てが今日の私たちに不利だった」と指摘しつつ、「私たちは賢くやった。自分たちの時間をうまく使い、チャンスをしっかりと決めた。後半は堅実にハードワークした。W杯の中断期間中も、私たちは首位であり続ける。今日はチームの勝利だ。とても誇りに思う」と胸を張った。

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