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去就注目の鎌田大地だが…フランクフルト監督が “極めて重要な選手”慰留のためにできること

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MF鎌田大地

 フランクフルトオリバー・グラスナー監督は、8日の会見で度々日本代表MF鎌田大地について言及。その中で、移籍報道が浮上している同選手の去就についても語った。

 昨季UEFAヨーロッパリーグ優勝に大きく貢献した鎌田。今季はさらに覚醒し、これまで公式戦21試合で12ゴール4アシストをマーク。グラスナー監督も会見でその「信じられないような成長」を喜ぶと、「得点力において、我々が期待していた以上大きな一歩を踏み出した」点や、先日のチャンピオンズリーグ・スポルティング戦でのPKでのゴールを例に挙げ、「フットボーラーとしてのキャリアを終えた後にも残るパーソナリティの部分での成長」を絶賛していた。

 そんな鎌田だが、ドイツメディアでは先日ドルトムント行きなど移籍話が浮上している。会見でグラスナー監督は、『キッカー』のフランクフルト番記者から来夏に満了となる現行契約に関して「クラブが延長オファーを提示したそうだが、貴方自身も彼の慰留を促すことができると思うか。それともお金の話が絡んでくると、監督としては何もできないと考えるか」と問われ、こう返答した。

「お金について話すことはないが、私はもちろんプレーヤーたちと話をしている。ダイチともそうしているし、彼とは夏にとても長く話をした。大事なのは展望だよ。つまり我々が彼にスポーツの面でどのような展望を示すことができるかだ。私はお金ではなく、スポーツについて話す」

「もちろん、我々にどのような展望があるのか、監督の私にとっても大事だ。その中でもダイチは極めて重要なプレーヤーだ。監督として彼がここに残ることを望んでいるし、彼もそのことを知っている。それでも私にできる唯一のことは、彼に彼の状況や私のスポーツ的ビジョンについて説明することだけ。最終的に『自分も一緒にやりたい』と言うかは選手が決めることだ」

「これは(ユベントスに移籍した)フィリップ・コスティッチもそうだが、アイントラハトで契約を延長するか、或いは別の場所に行くか関係なく、毎日3食食べることができるし、屋根のある家に住める。とにかく私がダイチと話をするとき、スポーツにおける展望についてしか話さないよ」

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