ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタがスペイン『マルカ』のインタビューに応じ、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)やカタールW杯の優勝候補について語った。

　欧州CLはグループリーグ終了後、年を越して2月から決勝トーナメントが始まるのが通例だ。今季はその間にカタールW杯を挟むことで、各チームに何らかの影響を及ぼす可能性もあり、さらに予想を難しくしている。

　イニエスタは「このような大会では非常に優れたチームがいるため、何が起こるかを予測することは難しい」と認め、欧州CLで古巣バルセロナが敗退した中、2つの有力チームを挙げた。

「チャンピオンズリーグでは、(マンチェスター・)シティとパリSGが強いと見ているし、再び優勝に近づくと思っている」

「しかし、素晴らしいチームもいる。現時点のことだし、2月になったらまた調子を上げられるかどうかだね。例えばナポリは素晴らしいシーズンを過ごしているが、この後どうなるのか見てみよう。リバプールや(レアル・)マドリーも好調だ」

「ラ・リーガではマドリーとバルサだ。バルサが優勝できればプロジェクトにおいて大きな自信となるだろう」

　また、W杯に関しては「スペインが2度目のトロフィーを手にすることを期待している」と、やはり母国を推した。

　スペインは2010年の南アフリカW杯でイニエスタらを擁し、悲願の初優勝を達成。決勝のオランダ戦でイニエスタが決めた“優勝決定ゴール”は、大会史上最も美しい瞬間の1つとして語り継がれている。

　イニエスタは当時を振り返り、「今でも感動して鳥肌が立つ。何年経っても、僕たちを感動させてくれるものだ。僕がゴールを決めた瞬間を定義できる言葉は、今でもないと本当に信じている。存在しないんだ。現在では認識できない状態だと思う」と話した。

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