beacon

ドイツで「25試合で23ゴールに関与」の上月壮一郎に注目!“シャルケの香川”、トップチーム昇格に猛アピール

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF上月壮一郎にドイツ紙が注目

 シャルケのセカンドチームでプレーするMF上月壮一郎は、年明けからトップチームで日本代表DF吉田麻也らとともにピッチに立つかもしれない。ドイツ紙『ビルト』は同選手は“シャルケの香川真司”になり得ると見るようだ。

 現在21歳の上月は、2021年1月に京都サンガF.C.から退団したMF。ドイツ5部のデューレンに渡り、夏からは4部シャルケIIでプレー。今季これまでリーグ戦14試合で8ゴール5アシストを記録するなど攻撃力を発揮すると、トップチームが先日臨んだラピド・ウィーンとハイドゥク・スプリトとのテストマッチでもそれぞれ得点をマークし、トーマス・ライス監督も年明けからのトルコ合宿に帯同する可能性を示唆した。

『ビルト』はそんな上月のアピールぶりを受け、「コウヅキはシャルケのカガワとなるのか?」と題した記事を掲載。その中で、シャルケの宿敵ドルトムントでスターとなった元日本代表MFの香川を引き合いに出し、「コウヅキも無名な存在として21歳でドイツ入りした。2人ともテンポとテクニックをもってすぐさま周囲を納得させた」と指摘した。

 同紙は、下部リーグとはいえ上月がドイツの地でこれまで残した成績について「25試合で23ゴールに関与した」とも紹介。加えて、今年1月にはすでにブンデスリーガクラブ入りの可能性があったものの育成費がネックとなり移籍が実現しなかったことを紹介しつつ、「だがコウヅキはすでにドイツ行きを決心していたため、5部経由の寄り道を選択した」と挫折を乗り越えるだけのメンタルを有するとも伝えられている。

 記事ではさらに、同選手の代理人を務めるルーカス・ゲッツ氏のコメントも紹介。「ソウイチロウは現在ドイツのクラブサッカーにおいて不足している要素を数多く備えている。特に彼が持つテンポとテクニックの組み合わせはとんでもないほどの武器だよ」とする同氏だが、エージェントとしては「我々の考えは基本、ソウイチロウに最低でも2部でプレーさせることだ」とし、ブンデスリーガ1部・2部クラブとの契約を目指していることを強調した。

 京都では2019年にトップチームに昇格しJ2でのプレー経験を持つ上月。ドイツ5部、そして4部を経てブンデスリーガへのステップアップが実現するのだろうか。

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2022-23特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP