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“サッカーの王様”ペレ氏が82歳で死去…10番継承者ネイマールが追悼メッセージ「ペレは永遠」

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ペレ氏の横断幕を手にするFWネイマール(パリSG)

 ブラジル代表を3度のワールドカップ制覇に導き、“サッカーの王様”と称されてきたペレ氏が29日、サンパウロで死去した。82歳だった。

 娘のケリー・ナシメントさんが公式インスタグラム(@iamkelynascimento)で公表。「私たちがここにいるのは全てあなたのおかげ。あなたに無限の愛を。安らかに眠ってください」とつづった。

 昨年からがんの闘病中だったペレ氏はカタールW杯期間中の11月下旬、がんの進行や臓器の容態悪化のため入院。世界中のサッカー関係者から心配の声が寄せられ、カタールでも無事を祈る横断幕が選手やサポーターから掲げられ、高層ビルには治癒を願う広告が掲載されるなどしていた。

 ブラジル代表でペレ氏の背番号10を受け継いでプレーし、カタールW杯でペレ氏の代表最多ゴール記録に並んだFWネイマール(パリSG)は同日、自身のインスタグラムを更新。「ペレの前まで10はただの番号だったというのをどこかで読んだことがある。ただ、この文は完璧なものではない。ペレの前まで、フットボールはただのスポーツだったと言える。ペレが全てを変えた。彼はフットボールをアートに変え、エンターテイメントに変えた。彼は貧しい人々や黒人に声を贈り、さらに特に重要なこととしてブラジルに目を向けさせた。フットボールとブラジルはキングのおかげで地位を高めた。彼は亡くなってしまったが、魔法は残り続ける。ペレは永遠」と綴った。

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