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W杯欠場のベンゼマ2発&モドリッチも貫禄プレー! レアル・マドリーがバルセロナを抜いて暫定首位に

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FWカリム・ベンゼマが2ゴールの活躍

[12.30 ラ・リーガ第15節 バジャドリー 0-2 R・マドリー]

 ラ・リーガ再開初戦となる第15節が30日に開催され、2位レアル・マドリーは敵地で12位バジャドリーに2-0で勝利した。中断期間を挟んでリーグ戦2連勝。翌日に試合を行う首位バルセロナを抜き、暫定首位に立った。

 カタールW杯で中断していたラ・リーガは今週末から再開。レアルはW杯に出場していた主力の多くを先発起用した。その中で、3位決定戦までの全7試合に出場したクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、フランス代表として決勝までの全7試合に出場したMFオーレリアン・チュアメニらはベンチスタート。また、怪我で大会を欠場したFWカリム・ベンゼマはスタメンでリーグ戦5試合ぶり復帰を果たした。

 ホームのバジャドリーはレアル相手でも後方からボールをつなぎ、守備時にはラインを高く保つなど、勇敢な戦いを見せる。

 レアルは苦戦を強いられながらも前半17分に決定機。右CKの流れからMFトニ・クロースがペナルティエリア外でこぼれ球を拾い、左に開いたFWビニシウス・ジュニオールにつなぐ。フリーでボックス内に進入したビニシウスは角度のない位置から右足でシュート。GKジョルディ・マシップの好セーブに遭い、ファーに流れたボールにベンゼマが反応するも、左足のシュートはクロスバーを大きく越えてしまった。

 そのままスコアレスで前半を終えると、後半5分に左サイド深くでのボール奪取からペナルティエリア内左のFWマルコ・アセンシオが左足で強烈なシュート。DFをかすめて外側のサイドネットに当たり、続く左CKからクロースが入れたボールにDFアントニオ・リュディガーが頭で合わせるが、叩きつけたヘディングシュートはゴール右に外れた。

 押し込まれる展開が続いたバジャドリーは2人が負傷交代するアクシデントに見舞われながらも、セットプレーでチャンスを作り出す。後半23分、左CKからキッカーのMFキケ・ペレスが左足でアウトスイングのクロスを送り、FWセルヒオ・レオンがドンピシャのヘッド。しかし、GKティボー・クルトワのビッグセーブで先制とはならない。

 レアルはその直後にカウンターを発動。攻撃を作り直した流れからビニシウスがペナルティエリア内左で複数の相手を振り切り、右足でループシュートを放つが、惜しくも枠を外れた。

 後半34分にはベンゼマのミドルシュートで右CKを獲得。キッカーのクロースが送ったクロスにリュディガーが頭で合わせると、目の前にいたDFハビ・サンチェスの左手に当たる。VARの結果、同36分にPKの判定となった。

 この時にバジャドリーのレオンが第4審判に何か言葉を発したとみられ、主審にレッドカードを提示される。

 後半38分にPKキッカーを務めたのはベンゼマ。GKマシップの逆を突いて右足でゴール左へ決め、待望の先制点を挙げた。

 リードしたレアルは温存していたチュアメニとモドリッチを投入。すると後半44分、モドリッチのスルーパスでペナルティエリア内左へ抜け出したMFエドゥアルド・カマビンガが折り返し、ニアで受けたベンゼマが右足で蹴り込む。

 ベンゼマはこれで今季7得点目。復活したキャプテンの活躍により、レアルが2-0でリーグ戦2連勝を飾った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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