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ソシエダ久保建英が先制ゴールを演出! 不完全燃焼だったカタールW杯明け初戦で上々の存在感

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MF久保建英が約80分間プレー

[12.31 ラ・リーガ第15節 ソシエダ 2-0 オサスナ]

 ラ・リーガは12月31日、第15節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダオサスナを2-0で破った。右サイドハーフで先発出場した久保は先制点の起点となり、惜しくもアシストこそつかなかったが勝利に貢献。体調不良で不完全燃焼に終わったカタールW杯明け初戦を良い形で終えた。

 試合が動いたのは前半22分、ソシエダは右サイドで久保がボールを持ち、MFブライス・メンデスとのパス交換で高い位置に攻め上がると、寄せてきた相手に当たったボールがゴール方向へ。これをB・メンデスが拾うと、カットインから左足で突き刺して先制点を奪った。B・メンデスはこれで今季7ゴール目となった。

 そのまま迎えた後半はオサスナがFWチミー・アビラを中心に攻勢に出ようと試みるも、主導権を握ったのは引き続きソシエダ。後半9分には左サイドでMFダビド・シルバらが細かく崩し、久保がニアゾーンでパスを受けると、おしゃれなヒールパスでチャンスメーク。だが、FWモハメド・アリ・チョーのシュートは枠を捉えることができず、追加点とはならなかった。

 さらに久保は後半18分、右サイドの深い位置で前を向くと、鋭いカットインから左足を振り抜く。角度のないところだったが、低い弾道でゴール前を横切り、もし中央で味方が触っていれば1点というチャンスをつくった。さらに同19分、久保は右サイドでフリーでボールを受けると、左足アウトサイドでトリッキーなパス。しかしこれはGKにキャッチされた。

 するとその直後、ソシエダが追加点を奪った。D・シルバのノールックパスからB・メンデスが持ち上がると、スルーパスにセルロートが反応。左サイドの角度のないところからふわりとループシュートを放ち、ゴール前には久保も攻め上がっていたが、ボールはファーサイドネットに吸い込まれた。

 後半31分、ソシエダは相手のクロス攻撃によって守勢に周り、こぼれ球を押し込まれそうになったが、C・アビラの前に久保が入ってシュートを阻止。久保は守備面でも大きな貢献を見せた。同35分、久保はD・シルバ、B・メンデスとともに途中交代し、この日の役目を終えた。

 ソシエダは後半42分、セルロートに代わってFWミケル・オヤルサバルを投入。今年3月に左ひざ前十字靭帯損傷を負って以降、長期離脱していたエースが約9か月ぶりの復帰を果たした。イマノル・アルグアシル監督とハグをかわしてピッチ脇に立ったオヤルサバル。すると出場選手たちは小さな花道で出迎え、サポーターからは大きな拍手が送られた。そのまま試合はタイムアップ。エース復帰の特別な一戦に勝利したソシエダは3位に浮上した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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