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カード乱発の大荒れ展開でドロー…バルセロナのシャビ監督「彼が試合を暴走させた」

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シャビ・エルナンデス監督が大荒れの試合に言及

 ラ・リーガ第15節が12月31日に行われ、首位バルセロナはホームで16位エスパニョールと1-1で引き分けた。カードが飛び交う大荒れの展開となったダービーについて、シャビ・エルナンデス監督が語っている。スペイン『スポルト』が伝えた。

 この試合を裁いたマテウ・ラオス主審は、後半33分に抗議したDFジョルディ・アルバに2枚目のイエローカードを提示。バルセロナが1人少なくなると、同35分にはエスパニョールのMFビニシウス・ソウザにホールディングで2枚目のイエローカード、そのプレーの流れでFWロベルト・レバンドフスキともつれて頭を蹴る形となったDFレアンドロ・カブレラにレッドカードを与えた。

 VARでカブレラの一発退場は取り消されたが、最終的にラオス主審が出したのは15枚のイエローカードと2枚のレッドカード。明らかに試合をコントロールできていなかった。

 1-1のまま勝ち越せなかったバルセロナはリーグ戦の連勝が5でストップ。首位の座こそキープしたものの、2位のレアル・マドリーに勝ち点で並ばれて年を越すことになった。

 終了間際に自身も警告を受けたシャビ監督は、試合結果は自分たちの戦いに原因があることを強調する一方、カードに関しては多すぎだったと指摘している。

「引き分けは僕らのせいだ。レフェリーについて話すこともできるが、問題は僕らがうまく機能しなかったことだ。前半はとても良かったし、多くのチャンスを作った」

「でも効率が悪いとライバルに活気を与えてしまうし、後半は正しいインテンシティで臨めなかった。レアル・マドリーと並んで1年を終えたが、勝ち点2を失ったのは僕らの責任だ」

「(レフェリングについて)彼は試合を暴走させた。マテウは試合をコントロールしているように感じさせるレフェリーだが、今日はそうではなかったので、試合が終わった時に彼に言った。彼は無意味なカードを出していたんだ」

 カタールW杯準々決勝のアルゼンチン対オランダ(2-2、PK4-3)でもカードを乱発し、物議を醸していたラオス主審。シャビ監督はあくまで「私は彼を責めるつもりはない。私たちのせいだ。自分自身でコントロールしなければならない」と話した。

バルセロナvsエスパニョールを裁いたマテウ・ラオス主審

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