レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督がFWカリム・ベンゼマの完全復活に太鼓判を押している。クラブ公式サイトが伝えた。

　2022-23シーズン序盤から怪我に悩まされ続けてきたベンゼマ。10月にバロンドール初受賞を果たし、カタールW杯でも活躍が期待されたものの、回復が間に合わずに欠場を余儀なくされた。

　それでも年末に行われたラ・リーガ中断明けの第15節バジャドリー戦(○2-0)で、スタメンとして5試合ぶりに復帰。PKを含む全2ゴールを挙げる活躍を見せた。

　アンチェロッティ監督は試合後の記者会見で「再び得点を決めたベンゼマとクルトワの素晴らしいゲームだった。忘れられない1年をとても良い形で終えることができた」と、好セーブを披露したGKティボー・クルトワとともにベンゼマを称賛している。

「今日の試合はベンゼマにとって良いものになるだろう。この試合前に彼のことをよく見ていて、今日は重要な存在になれると思っていたし、実際にそうなった」

「モチベーションが高く、自信に満ちあふれているように見える。我々は(シーズン)後半戦、前半戦とは違うカリムが見られると思う」

　2位レアルは中断期間を挟んで2連勝を飾り、1位バルセロナと勝ち点38で並んだ。頼れる男の復活によって、さらに勢いがつくのは間違いない。

---

●ラ・リーガ2022-23特集