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格下相手に繰り返した悪癖…バルセロナのシャビ監督「不安を覚える」

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課題を語ったシャビ・エルナンデス監督

 バルセロナは4日、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)3回戦でインターシティ(3部)のホームに乗り込み、4-3で勝利した。リードを奪って追い付かれる展開を3度繰り返したが、延長戦でFWアンス・ファティが勝ち越しゴールを挙げると、そのまま逃げ切りに成功。苦しみながらもベスト16に駒を進めた。

 シャビ・エルナンデス監督は主力を一部温存して勝ち切ったチームを称える一方で、12月31日のラ・リーガ第15節エスパニョール戦(△1-1)と同じように、リードを広げられなかったことを嘆いている。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。

「下位カテゴリーのチームとの試合は常に複雑で、得点できるときに得点できなければなおさらだ。我々は自分たちを難しくし、2-0にするゴールを決められず、相手に多くのチャンスを与えてしまった」

「エスパニョール戦と同じ気持ちで帰ることになる。2-0にできないでいると、自分たち自身を難しくしてしまうんだ」

 指揮官は「私たちは両方のエリアで失敗した。得点する力も守る力もなかった」と振り返り、特に攻撃面での課題を指摘している。

「この攻撃力の欠如には不安を覚える。もし決めていれば2-0になっていたが、エスパニョール戦のようにそれができなかった。我々はゲームを支配し、チャンスを作ったが、もっと効果的に得点することが必要で、自分たちを困難にしてしまった」

「試合内容は良く、エスパニョール戦の最初の30分は素晴らしかった。ただ、先日も今日も、ペナルティエリアでの力強さが足りなかった。いろいろな面を改善しなければならないが、試合内容は良い」

 ゲーム内容の良さがゴールに結び付かないもどかしさを語ったシャビ監督。ラ・リーガで首位を走るバルセロナは、前節のエスパニョール戦のドローで2位レアル・マドリーに勝ち点で並ばれた。8日に迎える次節アトレティコ・マドリー戦は正念場となる。

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