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バルサがベティス撃破で“決勝クラシコ”へ! PK戦で大活躍のテア・シュテーゲンに同僚「彼はクラック」

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GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンがPK戦で2本ストップ

[1.12 スペインスーパー杯準決勝 ベティス 2-2(PK2-4) バルセロナ]

 スペインスーパーカップ準決勝が12日、サウジアラビアの首都リヤドにあるキング・ファハド国際スタジアムで開催され、昨季ラ・リーガ2位のバルセロナが昨季コパ・デル・レイ王者のベティスを退けてファイナル進出を果たした。2度リードしながら追い付かれる展開となったが、PK戦の末に勝利。決勝は15日に行われ、昨季ラ・リーガ覇者のレアル・マドリーとのエル・クラシコとなる。

 バルセロナは前半23分、右サイドのFWラフィーニャからのクロスをMFペドリが押し込んだが、VARレビュー後のオフサイド判定で得点は認められない。それでも前半40分に先制した。

 FWウスマン・デンベレが左サイドから中央へドリブルで切れ込み、ペナルティエリア内右へ膨らんだFWロベルト・レバンドフスキにラストパス。一度目のシュートはDFにブロックされるが、レバンドフスキは浮き上がったボールをコントロールし、自ら右足で蹴り込んだ。

 そのまま1-0で折り返すと、後半18分にMFフレンキー・デ・ヨングとの交代でMFセルヒオ・ブスケツがピッチへ。34歳のキャプテンはこれにより、過去にFWリオネル・メッシ(現パリSG)とシャビ・エルナンデス監督しか達成していないバルセロナ通算700試合目の出場となった。

 追いかけるベティスは後半32分、FWルイス・エンヒキが個人技からペナルティエリア内右へつなぎ、MFナビル・フェキルが左足で決めて同点とする。バルセロナは同36分にレバンドフスキの一振りで勝ち越したと思われたが、VARの結果、オフサイドで得点は無効に。1-1で決着がつかず、延長戦にもつれ込んだ。

 バルセロナは延長前半3分に再びリードを奪う。FKのクリアボールにFWアンス・ファティが反応。左足のボレーをゴール右に突き刺し、2-1とした。だが、ベティスも譲らない。同11分、エンヒキからのボールを受けたFWロレン・モロンが右足でねじ込み、同点弾を奪取。延長後半13分にはベティスMFアンドレス・グアルダードが退場し、バルセロナが数的優位に立ったものの、2-2のまま120分間の戦いを終えた。

 PK戦では互いに2人目まで成功すると、先攻ベティスの3人目、4人目のシュートをGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが連続ストップ。バルセロナは4人目まで全員が決め、PK4-2で決勝へと駒を進めた。

 バルセロナの日本公式ツイッター(@fcbarcelona_jp)によると、延長戦でゴラッソを決めたファティは「難しい試合だった。ベティスは偉大なチームだと分かっていた。チームをあのゴールで助けることができて幸せだけれど、一番大事なのはチームが決勝に進出していることだ」とコメント。チームを救った守護神について「テア・シュテーゲンはクラックだと証明できて彼のために嬉しい」と喜んだ。

 また、シャビ監督も「何より幸せだ。僕らは決勝でプレーできる。それが大事だ。ベティスは非常に良いチームだが、僕らは決勝に行くに値したと思う。アンスが同点弾を決めて違いを生み出したし、マークがPKを止めてくれた。チームのためにみんなのために僕はとても幸せだ」と満足感を示した。

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