トッテナムFWハリー・ケインがフルハム戦で決勝ゴールをあげ、クラブの個人歴代最多得点記録に並んだ。

　2023年になってからリーグ戦1勝3敗と不調のクラブをエースストライカーが救った。前半アディショナルタイムにFWソン・フンミンからのパスを受けたケインは、反転しながら右足を振り抜く。これがゴール右に吸い込まれ、先制に成功。ケインは雄叫びを上げて喜びを表した。試合はそのまま1-0で終了し、トッテナムがリーグ戦3試合ぶりの勝利を手にした。

　今季リーグ戦16得点目となったケイン。この得点は同選手がトッテナムで記録した公式戦通算266得点目となり、同じイングランド出身のジミー・グリーブス氏が持つ最多記録に並んだ。またリーグ戦での通算ゴール数は“199“となり、過去にアラン・シアラー氏とウェイン・ルーニー氏の2名だけが達成した200ゴールまであと1点に迫っている。

　アントニオ・コンテ監督は記者会見で「ワールドクラスのストライカーだけが決められる形のゴール」とケインを絶賛。その上で「彼は発熱していたんだ。あまり体調が良くないなかで、現在のチーム状況を理解して出場する意思を示してくれた」と驚きまじりに明かし、「ウーゴ・ロリスとケインは我々にとって模範的な存在だよ」とチームへの高い貢献度を伝えている。

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