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セリエBのパレルモが飛行機事故であわや大惨事に…離陸後に窓破損「恐怖で息ができなかった」

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パレルモが移動中にアクシデントに見舞われる

 セリエBのパレルモは28日にアスコリと対戦する予定だったが、29日に変更となった。敵地に移動する際、飛行機事故に遭遇したためだという。伊『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

 パレルモは28日午後2時にアスコリと対戦予定で、そのために27日に敵地へと飛行機で移動した。しかし、シチリア島からペスカーラの空港に向かおうと離陸してわずか15分で、パイロットが悪天候による窓の破損を報告。すぐさま元いた空港に戻った。

 クラブのダリオ・ミッリ会長は「緊急着陸装置が作動し、プンタ・ライジ空港に着陸するまでの数分間を覚えている。恐怖のあまり、機内では息遣いさえ聞こえなかった」とその瞬間を振り返った。

「もし高度が高かったら、窓のひび割れも広がり、もっとひどい状況になっていたかもしれない。パイロットが経験豊富だったので、最小限の危険に抑えることができた」

「着陸後、パイロットも30年間飛んできて初めてだったと言っていたよ」

 無事着陸した飛行機だが、その日のうちに修復は不可能と判明。他社のフライトの予定もなかったため、パレルモはシチリア島から発てなくなり、本土到着ができなくなってしまった。セリエBはこの状況を理解し、試合の24時間延期を発表した。

 その後、チームは午前3時50分の飛行機で再度離陸。それまではホテルで数時間休養していたという。

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