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三笘フィーバーの陰で…“2強”苦しめた久保建英にも現地称賛「最も際立っていた選手の一人」

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レアル・マドリー戦に出場したMF久保建英(ソシエダ)

 先週の欧州サッカーシーンではMF三笘薫(ブライトン)が華々しい注目を集めたが、日本人でもう一人、見逃せない輝きを放ったのがMF久保建英(ソシエダ)だ。25日のコパ・デル・レイ準々決勝バルセロナ戦、29日のラ・リーガ第19節レアル・マドリー戦に先発出場。得点には絡めなかったものの、古巣でもある2強に対してハイパフォーマンスを発揮し、現地各紙がこぞって高評価を送っていた。

 R・マドリー戦の試合後、大手紙『マルカ』は「“タケクボ”はサンティアゴ・ベルナベウで最も際立っていたレアル・ソシエダの選手の一人だった」と称賛。「ダビド・シルバが(怪我で)いなくなった現状、攻撃の責任を担い、Txuriurdin(ソシエダの愛称)にとって数々のビッグチャンスで主役になった」と久保の奮闘に注目を向けた。

 R・マドリー戦で際立っていたのは、守る時間帯が長くなった中での攻守の連続性だ。後半6分には自陣プレスバックからボールを奪い、ドリブルで長い距離を持ち運ぶと、左サイドから絶妙なスルーパスを配球。オフサイドポジションだったFWアレクサンデル・セルロートのシュートは枠を外れたが、久保が新たに身につけつつある守備強度と持ち前の攻撃センスが噛み合わさったワンシーンだった。

 さらに後半16分には、MFパブロ・マリンとのパス交換からペナルティエリア内に攻め込み、巧みな駆け引きで相手DFを足止めしてシュートにつなげる場面も。これはGKティボー・クルトワの攻守に阻まれたが、そうした久保の働きにはイマノル・アルグアシル監督も「他の選手と同様に非常に素晴らしく驚異的だった。(太ももの負傷で)3週間あまり練習できなかったにもかかわらず、これ以上求められない働きだった。素晴らしい守備をして、コンパクトだった。非常に才能がある」と賛辞を惜しまなかった。

 久保はその4日前に行われたコパ・デル・レイのバルセロナ戦でも、クロスバー直撃のミドルシュートや、セルロースに通したクロスなどで何度もチャンスメイクを担っていた。スペイン『アス』紙では早くもR・マドリー復帰の可能性を報道。6000万ユーロ(約84億円)という契約解除金の存在も明かされているが、具体的な話が出てくる程度には評価が高まっていると考えられる。

 もっとも久保はそうした中でも、冷静な姿勢を崩していない。R・マドリー戦後のテレビインタビューでは「ゴールが足りなかった。もっとゴールを決めるためにはもっと落ち着かなければいけない。エリートレベルの選手に飛躍するためには、もっと多くのゴールを決めなければいけない。チームメートが作ってくれたチャンスを活用すべきだった」と課題を指摘。現在は三笘の陰に隠れる活躍となっているが、次こそは結果でアピールしていく構えだ。

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