beacon

格差見せつけたプレミアリーグ…冬の移籍金総額は“西伊独仏”合計の4倍以上

このエントリーをはてなブックマークに追加

左からFWミハイル・ムドリク、MFエンソ・フェルナンデス(ともにチェルシー)、MFアンソニー・ゴードン(ニューカッスル)

 イギリス『BBC』の集計によると、イングランド・プレミアリーグのクラブはこの冬の移籍ウインドーを通じて、合計8億1500万ポンド(約1300億円)を費やして補強を行っていた。これはスペイン、イタリア、ドイツ、フランスを合わせた1億9800万ポンド(約310億円)を4倍以上も上回る額。5大リーグ内での格差が浮き彫りとなった。

 昨年同時期の移籍ウインドーでは、プレミアリーグ全クラブで合計2億9500万ポンド(約460億円)。この1年間でも2.5倍以上に膨れ上がった。コロナ禍が終息したことに加えて、今季に関してはカタールW杯の影響で選手の市場価値に大きな変化が出たことなど外的な要因もあったが、あらためてプレミアリーグの活況が示された形だ。

 その動きを牽引したのはチェルシー。イギリス史上最高額の1億700万ポンド(約170億円)を記録したアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス(←ベンフィカ)の移籍金を筆頭に合計2億8800万ポンド(約375億円)を投入しており、5大リーグをともに構成するスペイン、イタリア、ドイツ、スペイン、フランスを合わせた1億9800万ポンドをたった1クラブが大幅に上回った。

 BBCのポッドキャスト番組では欧州内での格差に着目。出演したフランスのジュリアン・ローレンス記者は「プレミアリーグは欧州フットボール界に資金提供をしており、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグアンは“フィーダーリーグ”(育成リーグ)になる危険性がある」という見方を提示した。

 またドイツサッカー界を専門とするジェイムズ・ホーンキャッスル氏は「スーパーリーグに最も抗議した国がスーパーリーグになっているのは信じられないことだ」と警鐘を鳴らしつつ、「プレミアリーグが世界で最も商業的なリーグだと批判することはできないにしても、ヨーロッパがプレミアリーグのクラブのデベロップメントリーグ(育成リーグ)になろうとしているのは悲しいことだ」と述べている。

●プレミアリーグ2022-23特集

「ゲキサカ」ショート動画

TOP