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大型補強のチェルシー、エンソ&ムドリクら新戦力起用も2戦連続ドロー

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MFエンソ・フェルナンデスが新天地デビュー

[2.3 プレミアリーグ第22節 チェルシー 0-0 フルハム]

 プレミアリーグは3日、第22節を行い、チェルシーフルハムのウエストロンドンダービーは0-0の引き分けに終わった。この冬に大型補強を行ったチェルシーはアルゼンチンのW杯制覇に大きく貢献したMFエンソ・フェルナンデスら新戦力を総動員したが、ゴールは遠く、2試合連続スコアレスドローに終わった。

 冬の移籍ウインドーが閉まって最初のリーグ戦。チェルシーはベンフィカからイギリス史上最高額の1億700万ポンド(約170億円)で獲得したアルゼンチン代表のE・フェルナンデスが先発デビューを飾り、シャフタールから8900万ポンド(約140億円)で獲得したFWミハイル・ムドリクも初先発となった。モナコから3800万ユーロ(約53億円)で加入したDFブノワ・バディアシルも先発し、冬の新戦力が3選手も並んだ。

 試合は拮抗した展開でスタート。最初の決定機はアウェーのフルハム。前半25分、攻守の切り替えからMFジョアン・パリーニャが中盤でパスカットを見せると、素早い縦パスを入れ、MFアンドレアス・ペレイラが振り向きざまにミドルシュート。だが、GKケパ・アリサバラガのファインセーブに阻まれた。

 対するチェルシーは前半32分、立ち上がりから低い位置でのゲームメークを一手に担っていたE・フェルナンデスの浮き球パスをMFメイソン・マウントが華麗に収め、左サイドを突破。鋭いクロスにFWカイ・ハバーツが反応したが、右足ダイレクトシュートは枠を捉えられなかった。

 なおも一進一退の攻防が続き、前半37分、フルハムはDFケニー・テテの右サイド突破からクロスを送り、MFウィリアンの折り返しにFWアレクサンダル・ミトロビッチが反応したが、シュートは打ちきれない。チェルシーは同45分、バディアシルのボール奪取からカウンターを仕掛け、FWハキム・ツィエクの浮き球パスにハバーツが抜け出すも、ループシュートは左ポストに当たって前半を0-0で終えた。

 後半開始時、チェルシーはなかなか攻撃を前進させられなかったM・ムドリクを早くも下げ、PSVから今冬に3500万ユーロ(約50億円)で獲得したMFノニ・マドゥエケを起用。同15分には久しぶりの先発となったDFリース・ジェームズとツィエクを下げ、 DFセサル・アスピリクエタとFWラヒーム・スターリングを投入した。

 その後も拮抗した展開が続く中、後半35分には最終ラインの背後に抜け出したマドゥエケがGKベルント・レノをかわし、チェルシーにビッグチャンス。だが、素早く放ったシュートはGK不在のゴールマウスをカバーしたDFティム・リームにクリアされる。そのまま試合はタイムアップ。今季2度目のウエストロンドンダービーは引き分けに終わった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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