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吉田麻也シャルケが待望の8試合ぶり勝利!! 原口・遠藤・伊藤先発シュツットガルトとの“残留争い対決”制す

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シャルケが8試合ぶりの勝利

[2.25 ブンデスリーガ第22節 シャルケ 2-1 シュツットガルト]

 ブンデスリーガは25日、第22節を各地で行い、前節まで4試合連続の0-0ドローというリーグ史上初の記録を樹立したシャルケが1部残留を争うシュツットガルトと対戦した。シャルケのDF吉田麻也、シュツットガルトはMF原口元気、MF遠藤航、DF伊藤洋輝がそれぞれ先発出場。ホームのシャルケが2-1で勝利し、8試合ぶりの白星を手にした。

 これまで4試合続けてクリーンシートが続いていた一方、得点力不足にも苦しんでいたシャルケ。それでも前半10分、ようやく待望の1点が出た。GKラルフ・フェールマンからのロングボールがDFヘニング・マトリシアーニに通り、MFミヒャエル・フライが左サイドを突破すると、深くえぐってのクロスにFWドミニク・ドレクスラーがニアサイドで反応。完璧なヘディングシュートを突き刺し、チームにとって5試合ぶりのゴールとなった。

 対するシュツットガルトは前半26分、DFコンスタンティノス・マブロパノスからのロングフィードが左サイドに通り、DFボルナ・ソサのクロスは中に合わなかったが、反対サイドで受けたFWジル・ディアスのクロスに遠藤が反応。うまく合わせたヘディングシュートは枠内に飛んだが、フェールマンに正面でキャッチされた。

 すると前半40分、次に試合を動かしたのもシャルケだった。相手GKファビアン・ブレドロウのロングキックをDFメフメト・ジャン・アイディンがヘディングで弾き返し、フライが右サイドで受けると、MFロドリゴ・サラサールが強引にドリブル突破。グラウンダーでのクロスをゴール前に送り込むと、MFマリウス・ビュルターがトリッキーなヒールキックでネットを揺らした。

 シャルケは昨年9月10日に行われた第6節のボーフム戦(○3-1)以来、約5か月半ぶりの複数得点。シュツットガルトのブルーノ・ラッバディア監督はこの事態を重く見たか、ハーフタイムに2枚替えを行い、伊藤もDFダン・アクセル・ザガドゥに替えられた。

 するとシュツットガルトは後半18分、ようやく1点を返した。中盤右サイド起点の小気味良いパスワークから左サイドに展開すると、B・ソサがミドルレンジから左足を一閃。低いシュートは甘いコースに飛んだように思われたが、GKフェールマンが処理を誤り、“トンネル”したボールがゴールマウスに吸い込まれた。

 ところが反撃はここまで。シャルケは吉田を中心とする守備陣が落ち着いた対応でリードを守り切り、8試合ぶりの白星を飾った。対するシュツットガルトは前節のケルン戦で7試合ぶりの白星を収めていたが、連勝ならず。依然としてシャルケは最下位だが、残留圏ギリギリのシュツットガルトとの勝ち点差を3に縮めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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