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シャビ監督がクラシコについて言及「自分がプレーしたい」「勝つための多くのトリックを用意している」

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エル・クラシコに向けてコメントしたシャビ・エルナンデス監督

 バルセロナは2日、敵地サンティアゴ・ベルナベウでコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝第1戦のレアル・マドリー戦に臨む。シャビ・エルナンデス監督のコメントをドイツの通信社『ラプトリー』が伝えた。

 レアルとは今季2度対戦しており、昨年10月16日のラ・リーガ第9節は1-3の完敗。それでも今年1月15日のスペインスーパーカップ決勝では3-1の快勝でリベンジを果たし、シャビ監督体制初タイトルを手にした。

 1勝1敗の五分で迎える今季3回目のエル・クラシコだが、最近のチーム状態は対照的だ。バルセロナは2月23日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントプレーオフ第2戦のマンチェスター・ユナイテッド戦を1-2で落とし、2戦合計3-4で敗退。ラ・リーガでは首位を快走しているものの、同26日の第23節で下位アルメリアに0-1の完封負けを喫し、公式戦2連敗となった。さらに今回のエル・クラシコではFWロベルト・レバンドフスキやMFペドリといった中心選手を負傷で欠く。

 対するレアルは、2月21日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第1戦でリバプールの本拠地アンフィールドに乗り込み、5-2の大逆転勝利。同25日のラ・リーガ第23節ではアトレティコ・マドリーと1-1で引き分けたが、首位バルセロナとの勝ち点差を7に縮めた。今回のバルセロナ戦ではエースのFWカリム・ベンゼマを筆頭に、充実の陣容を揃えている。

 シャビ監督は前日会見で「熱意とハングリー精神を持って臨みたい」と語り、エル・クラシコに向けて意欲を燃やした。

「ベルナベウに行くのはいつもモチベーションが上がる。私はとても冷静だよ。この健全なサッカーのライバル関係が好きなんだ。あそこに行って、いい試合をしたい。相手からボールを奪い、優位に立っていきたい。正直なところ、他のタイプの試合よりもずっとモチベーションが上がる。こういうタイプの試合は好きだよ。自分がプレーしてみたいね」

「いつも言っていることだけど、ベルナベウの中盤ではボールを持ちたいが、なかなかできない。だから選手たちには、ベルナベウで勝つことはとてもいい気分だし、勇気を持って挑戦するように言っているんだ」

 一方でレアル優勢の見方が強いことも心得ている。

「私からすると、現時点ではまだマドリーが有力だ。彼らはリーグ王者であり、UEFAチャンピオンズリーグのタイトルホルダーでもあるからね。スーパーカップは、私たちの調子がとても良かったから例外として、彼らはとても難しい相手だ」

「彼らはヨーロッパでの戦い方をよく知っているし、強力なライバルだ。彼らはリバプールを打ち負かした。私は彼らが優勝候補だと思うし、そう言わざるを得ない。正直に言ってね」

「私たちは彼らを打ち負かすための多くのトリックを用意している。とてもワクワクしているし、戦えることを熱望している。彼らを苦しめる選手も揃っている。そして、私たちはすでにそれを見せてきた。去年も今年もね。私としては、非常にイーブンな戦いを想定している」

 レアルに対してリスペクトを示しつつ、勝つための対策を用意していることを示唆したシャビ監督。「この大会では、我々はとてもうまくいっているし、戦えている。ホームでソシエダに勝って、準決勝に進出しているんだ。タイトルを獲得するチャンスだし、負傷者が出ていても100%の力を発揮しなければならない。明日(2日)は良いチャンスだと思うので、しっかり自分たちの力を見せつけたい」と誓った。

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