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7-0の歓喜余って“タックル”…16歳少年にリバプール側が「生涯入場禁止処分」を示唆

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座り込むDFアンドリュー・ロバートソン、左に乱入者

 5日に行われたプレミアリーグ第26節でマンチェスター・ユナイテッドを圧倒し、7-0での歴史的勝利を挙げたリバプール。7-1で勝利した1895年の同カード対戦を上回る記録的な一戦に選手やファンも満足げな様子を見せていたが、大きな問題も発生していた。

 後半43分、FWロベルト・フィルミーノが得点して7点差に追いつくと、チームメイトがフィルミーノのもとへ駆け寄って喜びを共有したが、そこに1人の少年が現れる。彼はチーム関係者ではなく、スタンドから飛び降りて乱入したファン。乱入するだけでも許されない行為だが、少年は選手の目の前で転倒してしまった。

 転倒して勢い余った少年はスライディングのような形で歓喜の輪に突進し、近くにいたDFアンドリュー・ロバートソンとMFカーティス・ジョーンズが巻き込まれる形に。ロバートソンは座り込み、C・ジョーンズも苦悶の表情を浮かべたことで、あわや負傷につながりかねないアクシデントとなった。

 『ミラー』など現地メディアは乱入者に関する続報で、マージーサイド警察が16歳の少年を逮捕したことを伝えつつ、警察とクラブが連携して対応する見込みだとしていた。

 またリバプールは試合後に声明を発表。「この受け入れられず危険な行為に情状酌量の余地はない。選手、スタッフ、サポーターの安全は最も重要なことだ」とし、「即座に乱入者の特定と入場禁止処分を課すための調査を始める」と報告。そして「アンフィールド、さらには全プレミアリーグのスタジアムから生涯入場禁止処分を受ける可能性がある」と極めて重い処分を課すことを示唆している。


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