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フィルミーノが今季限りでリバプール退団へ…クロップ監督「びっくりすることではなかった」

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FWロベルト・フィルミーノが今季限りで退団

 リバプールは10日、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ(31)が2022-23シーズン限りでクラブを去る決断を下したことを正式発表した。

 フィルミーノは2015年夏にホッフェンハイムから加入。3トップの一角で攻撃を牽引し、2018-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇や2019-20シーズンのプレミアリーグ優勝などに貢献してきた。しかし、最近は出場機会が減少。現行契約が今夏で満了を迎える中、ユルゲン・クロップ監督に退団の意向を伝えたことが先日報じられていた。

 クラブは10日に公式サイトで「ユルゲン・クロップがロベルト・フィルミーノのリバプール退団決定について語る」と題したリリースを公開。「ロベルト・フィルミーノが2022-23シーズン限りでリバプールを去るという決断を下したことに対し、ユルゲン・クロップ監督がコメントを発表した。レッズ(リバプールの愛称)の背番号9は最近、アンフィールドで数々のトロフィーを獲得した忘れられない8年間を経て、キャリアの新たな章に乗り出す意向を監督とクラブに確認した」と伝え、11日のプレミアリーグ第27節ボーンマス戦の前日会見でクロップ監督が語った内容を紹介した。

「(会見でフィルミーノの退団決定を問われて)そうだ。彼は私に言ったんだ。驚いた? そうだね、少しはね。でも、びっくりするようなことはなかったし、実際それは普通のことだよ」

「2通りの可能性があり、そのうちの1つだった。私はそのことをとても尊重している。私たちとボビー(フィルミーノの愛称)が、クラブや多くの選手と築いてきたこのような長い関係、そしてもちろんファンとの関係においても、まったく普通のことだ」

「ボビーが(途中投入でゴールを決めた5日の)ユナイテッド戦(○7-0)に出場したときの歓迎ぶりは、本当に特別だった。彼は『この素晴らしい物語をポジティブな形で終わらせたい』とだけ言った。つまり、それだけなんだ。彼は誰もが想像できるように、(今は)完全にここにいて、完全にコミットしている。それが私たちの知るべき全てのことだ」

 フィルミーノの退団を認めつつ、今はまだリバプールの選手であることを強調したクロップ監督。「今この瞬間に別れの挨拶などしている暇はない。そのための時間はシーズン後半に十分ある」とし、「彼が戻ってくる時はいつでも、この歌(フィルミーノのチャント)がまだ長い間、みんなの耳に残っていることを誰もが分かっている。問題はない。たとえ彼が敵チームとして来たとしても、人々を喜ばせるような選手の一人だと思う」とも語った。

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