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W杯王者として最初の代表戦を終え、メッシが国民へ感動スピーチ「ずっと夢見ていた」

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FWリオネル・メッシがスピーチ

 アルゼンチン代表は23日、W杯決勝以来の代表戦として国際親善試合・パナマ代表戦を行って2-0で勝利した。試合後にはW杯優勝報告会が行われ、FWリオネル・メッシが満員の観衆へスピーチした。

 カタール大会でMVPに輝いたメッシは「世界王者になった後だけでなく、コパ・アメリカ21年大会での優勝を目指す段階から愛を届けてくれた皆さんにまずは感謝したい。僕らはこのためにすべてを出し尽くすと言ってきた」と語り、感慨深げにW杯トロフィーを撫で回した。

 今回の優勝はアルゼンチンにとってもメッシにとっても最大の目標だった。メッシは「皆さんと祝福し合うこの瞬間をずっと夢見ていた。コパ・アメリカやW杯のトロフィーを掲げたのは最高だったね」と喜びを伝えると、「今日はチャンピオンになったことを祝う僕らのための日だけど、同じ目標を目指して全力を尽くしてくれた昔のチームメイトのことは忘れたくない。残念ながら彼らとはタイトルを獲得できなかったが、コパ・アメリカとW杯の両方でもう少しというところだった。リスペクトに値するし、国民の皆さんに知っていただくに値する存在だ。彼らはすべてをかけていた」と旧友への賛辞を忘れず。ファンや選手たちから大きな拍手が贈られ、涙を拭うような人の姿もあった。

「再び優勝するのに何年かかるのかは分からない。あまり長くないといいけどね」。冗談まじりにファンへ伝えたこの言葉は、W杯優勝がいかに困難かを示すもの。アルゼンチンの英雄は「楽しみましょう」と呼びかけ、世界一の喜びを国全体で分かち合う姿勢を見せている。

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