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「1231日間も待っていた!」コロナ禍に苦しんだ中国スーパーリーグに熱狂戻る

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中国スーパーリーグが開幕

 コロナ禍の影響を強く受けていた中国スーパーリーグ(CSL)に、ようやく熱狂が戻ってきた。多くのファンが15日の開幕節へ足を運んでいる。

 2020年から始まった新型コロナウイルス感染症の流行で、中国ではロックダウンなど国民生活に大きな制限がかけられていた。CSLも例外ではなく、リーグ再開後も従来の大会方式で実施することは困難となり、ファンの入場制限やセントラル開催での実施が基本のまま3シーズンが経過した。

 その間には財政難のクラブが続出する問題も発生。AFCチャンピオンズリーグで仙台やFC東京などと対戦した江蘇足球(旧称:江蘇蘇寧)ら複数クラブが解散し、10年代にアジアを席巻した広州FC(旧称:広州恒大)は今シーズンから2部で戦うなど、大きな変化が生じている。

 それでも国内の感染状況などを踏まえ、今季よりホーム・アンド・アウェー方式のリーグ戦が復活。入場制限もほとんど撤廃されたためファンは愛するクラブを本拠地で、目の前で応援できるようになった。

 4シーズンぶりに本来のCSLが戻ったことに、現地のファンは喜びを隠しきれない様子だ。現地メディア『CGTN』は「この瞬間を1231日間も待っていたんだ。1231日だよ!」と語るファンの言葉を伝えている。また『グローバル・タイムズ』によると、北京国安が梅州客家をホームに迎えた開幕節のチケットは発売から5分で完売したようだ。同試合には46,818人が足を運んだと伝えられている。

 財政難問題との戦いが続く中国サッカー界だが、CSLに“あるべき姿”が戻ったことは光明の1つかもしれない。

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